専業作家になったときの話
田井ノエル、2018年にデビューして作家生活7年目を生きています。あと半年ちょっと経つと、8年目が訪れてしまいます。まだまだ新人作家のつもりでしたが、いや、まだまだ新人作家のつもりです。
2021年に書いたnoteから4年が経とうとしています。
まったく続きの内容ではありませんが、備忘録としてはナンバリング2としておきます。勝手に設定しているだけです。
ふわっと匂わせだけしていましたが、田井ノエルは専業作家です。その振り返りという意味で、記事を書きました。書かれている内容は、個人の事情に偏った、極めて個人的な話ばかりです。総合的に専業作家という生き物を観測したい方は、回れ右でおねがいします。
また、作家さんに専業作家を薦める目的も、辞めておけと言う目的もありません。個人の知る範囲での話しかしませんので、あらかじめご了承ください。
田井ノエルのスペック
作家デビューが決まっても「仕事を辞めるな」
2018年某日。
第6回ネット小説大賞で受賞した後、作品を出版するに当たって担当編集者と初めての打ち合わせをしました。作品のことや、刊行スケジュール、イラストレーターさんの話、宣伝戦略など、そんなことを1時間ほど。
そして、
「いまのお仕事はなんですか?」
サラッと聞かれた一言。担当さんがなにを言いたいのか、わたしにはわかっていました。先輩作家さんからも、口酸っぱく言われるアレです。
「看護師です」
「え? じゃあ、夜勤もあるんですか?」
「はい。あります」
「そうなんですか~。大変ですね! 無理のないスケジュールをご提案できるように、がんばります!」
てっきり、「いまのお仕事は辞めないでください」と、言われるものだと思って身構えていました。
なんで、身構えていたかというと、一応の理由があります。
この時点ですでに、わたしは職場に退職届を出していたんです。
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