2023年見たライブとか
2023年はいろんなのアーティストが来日したり逆に台湾にライブを見に行ったりして結構いろいろライブを見た年でした。年を越す前にそれぞれ簡単にメモを残しておこうと思い書いた記事です。
2/18 「PiAの日本語、完全にヤバイ!」 &「成功的人實境秀」 @代官山NOMAD
2023年の滑り出し(とはいえ2月ですが)は台湾のシンガーソングライターPiAの久しぶりの来日公演に行きました。台湾でのライブももちろん見たいけど、PiAのように日本語歌詞のバージョンがあるアーティストはそれが聞けるのも日本でのライブならではですね。feat. かりんで七點半的飛行機が聞けたのはよかったな~
そういえばライブの前には自主制作の映像作品も上映されたんですよね。日本での公演のために字幕を付けてくれたらしいです。ストーリーに沿って楽曲が流れるような内容で、楽曲への理解がより深まった気がします。
2/27 甜約翰《In Mind》專輯巡迴-台中場 @Legacy Taichung 傳 音樂展演空間
2本目のライブはさっそく台湾でのライブへの参加です。今の一番の推しバンドである甜約翰のアルバムリリースツアーの1つに参加しました。
まだコロナの余波が完全に抜けていない台湾(入国時に抗原検査キットが配られて、定期的な検査が必要)での海外初ライブ参戦ということで不安はありましたが、蓋を開けてみたらなんのことはない最高のライブでした。実はまだ一部帰ってこれてないです。終始ボロボロ泣いてました。
親吻了再摸索の二番で 163 braces が出てきた回です。このライブについて話が通じる人間が日本に一人もいないんですよね。
このライブでもう衝撃を受けた曲「出眾」についての長大な感想は以下の記事に寄稿しています。
3/26 Music Unity 2023 Day 2 @羽田空港 第2旅客ターミナル
羽田空港のフロアで行われるというだけで意味不明なイベント、 Music Unity にDay2のみ参加してきました。
演者ももちろん豪華ではあるのですが、空港ででかい音が出ているという事実だけで非常に面白い体験でした。あのちゃんが見れたのもよかったです。
5/26-28 森、道、市場 @ラグーナビーチ / ラグナシア
月一でスタジオに入って遊んでる友達と一緒に名古屋の野外フェスに行きました。東京→名古屋の交通費を浮かせるために名古屋に行く前にNRTから台湾に遊びに行き、NGOに帰国するという今考えればめちゃくちゃなスケジュールで向かいました。
特に誰を絶対見たいとかそういうのはなく全体的にいろいろ見れたらな~という感じだったので、程よくいろいろ見れてよかったです。5月の名古屋ともなるとなかなか暑い感じの気候になってましたが、久々のフェスでのんびり過ごせました。ちゃんと見たのは toe、Lucky Kilimanjaro、羊文学、ペトロールズ、ZAZEN BOYS、cero とかですかね。最終日トリのceroにめちゃめちゃ人が集まってて本人たちが困惑してたのが良かったです。
6/9 竹内アンナ RELEASE TOUR 2023 -at FIVE- @LIQUIDROOM
会社の人にチケットを譲っていただき竹内アンナさんのリリースツアーに行きました。譲ってもらったチケットの整理番号がとんでもない番号で、最前センターで堪能することができました。マジで感謝しかないです。
竹内アンナさんのライブはいろんなスタイルを見てきましたが、どんな形式でも違った趣があって何度行っても楽しいです。
8/13 Luuv Labelと学ぶ!中国インディ市場攻略2023 @阿佐ヶ谷mogumogu
中国重慶のバンド完美倒立は大陸のシーンではかなり有名になりつつあるバンドですが、日本での知名度はまだまだこれからでしょう。そんなバンドが日本でツアーをやってくれるなんて!ワンマンライブのチケットは即確保したものの、その前の日程でmogumoguで開催されるこのイベントはミニライブだけでなくトークもあり、大陸側の音楽市場について知れるということもあり行ってみることに。大陸側の情報は台湾以上になかなか情報を手に入れるのが難しいと思っているので、その大枠を知ることができたのはかなり有益な回でした。他ののお客さんもディープな沼に沈んだ人ばかり(ほめています)で、かなり濃密な時間でした。
会場になった阿佐ヶ谷mogumoguは中国のインディーズ音源を
Luuv Label の主催である盧さんと知り合ってこの日の打ち上げになぜか同席することになり、後日上海に行ったときにいろいろとお世話になったのはまた別のお話。この日は本当に異常空間だった。。。
8/18 完美倒立The Upside Down One-Man Live @新宿MARZ
そして完美倒立のワンマンライブへ。しかも、ゲストアクトはこれまた先々月も見た竹内アンナさんでした。会場の観客の多くはおそらくどちらかだけのリスナーの方が多いようで、僕はおそらくあの場を一番楽しんだ客だったと思います。
先日インストアでみたライブとはもちろん全然違う雰囲気で、大きい会場ならではの迫力もありながら独特の浮遊感でとても気持ちがいいライブでした。
大陸側のバンドが国内でツアーをするという事実は全く予想できておらず、完美倒立もおそらく一生見ることができないバンドの一つだと思っていたので感無量でした。ライブ後のメンバーは週末サマソニを楽しんだとのことで、またフェスに来るついでに日本でライブしてほしいです。
9/16-17 TAIWAN PLUS 2023 @東京上野恩賜公園・噴水広場
例年上野公園で開催されている TAIWAN PLUS に行きました。入場無料で台湾のアーティストによる音楽ライブが見れる激アツなイベントです。屋台もおいしい。会社の人に2人あったのだいぶ面白かったです。
ライブのお目当てはaDAN薛詒丹、拍謝少年、海豚刑警、Kivi + 曾妮 + 真愛あたりでしたが、DJブースもあって台湾音楽界隈の方々と会ったりぶらぶらしながら2日間楽しみました。DJ出たいぜ
来年は京都でやるということで旅行がてら行けたらいいですね~どこでやるんだろう。野外のこのシチュエーションで甜約翰見たい!呼んでくれ!!!
10/13 9m88
(忘れてた。あとで書く)
12/2-3 簡單生活節 @華山1914文化創意産業園区
旅行に行ったりなんだりしてこの後は一気に12月です。台北で行われている都市型の音楽フェス、簡單生活節に参加してきました。このフェスは前から行きたかったフェスで3年ぶりに開催されるとのことで思い切って行ってみることに。都市型のフェスに参加するのは初めてでしたが、宿からMRTに乗ったりして30分ぐらいでフェスの会場についちゃって、街のど真ん中ででかい音が鳴ってるという感覚はなかなか新鮮でした。
このイベントのレポートは別の記事で詳しく書こうとして書き溜めてますが、特に見れてよかったのは ?te x Robot Swing、黃宇寒、午夜午夜、icyball 冰球樂團、鄭宜農 Enno Cheng、恐龍的皮 The Dinosaur's Skin、Mong Tongあたりでした。ステージも多くて見たいグループも盛りだくさんだったので、会場中を歩き回ってかなり疲れました。大トリのYOASOBIマジでアホみたいに人が集まっててすごかったです。
台湾のライブやフェスは日程が解禁されるのが直前で旅行のスケジュールを合わせるのが何よりも大変です。今回も9月末ぐらいに公開されてすぐにチケットと行きだけ航空券を買いました。タイミングが許す方はぜひチャレンジしてみてください。
12/9-10 漂遊者森林音樂祭 @東區落羽松林地
旅行の準備がてらいろいろ情報を集めていると、滞在中の日程にフェスがあってそれに甜約翰が出ることが発表され、それが台中で行われ、その日は僕が台中に滞在する予定の日程、といういろんな偶然が重なった結果このフェスへの参加が決まりました。このフェスは台中駅から電車とバスを乗り継いで大体1時間ぐらいの、郊外のアウトレットモールに隣接した草原で開催されました。少なくとも、中国語ができない観光客が来るところでは明らかになかったです。
簡單生活節ほどステージも多くないフェスでタイムテーブルも被りがない作りだったので、いろんなお店を回ったり食べたりしながらのんびり楽しめるフェスでした。キャンプをする人も多く、友達とグループで参加している人が多い印象でした。
甜約翰
2月に引き続き甜約翰のライブが見れました。今回は野外という違った環境で見れたのが良かったです。
せっかくなので最前で見ようと猛暑の中で1時間前から待機していたら現地のファンの人に声を掛けられ仲良くなりました。日本人のファンは初めて見たとのこと。日本のみんな見に来てほしい!!!
また、この会話の中で一つ面白い事実が分かりました。甜約翰のLINEオープンチャットがあるのですが、これはバンド側が運営しているものではなくファンが有志で運営しているものらしいです。この辺については目からうろこだったので、台湾音楽ファンコミュニティがどうつながってるかについてはどこかの機会に深掘りしたいですね。
翌週のMandarkの単独公演にも行く予定とのことで、現地のファンと「また来週」とあいさつする実績を解除しました。
閃閃閃閃
2日目のラインナップの中で一番見たかったバンドです。このバンドは昨年の11月に渋谷 Duoで開催された 浮現祭 Japan の際の転換中のSEで流れてた曲をShazamして知ったのですが、実際見てみると音源から創造した以上にパワフルなバンドでめっちゃ見ごたえがありました。
めっちゃ暑い中同期音源を流す用のiPadが不調のため急遽セトリに無い曲をやってたみたいです。みんなでiPadを応援してる会場の空気感が良かったです。
Hello Nico
良い感じに日が落ちてきて少し涼しくなったタイミングで見たHello Nicoもよかったです。神々しいという表現がふさわしいアクトでした。動画は太陽とムービングヘッドがこっちを向いてたのでマジで逆光。
庸俗救星Vulgar Savior
このバンドは完全にノーチェックだったので最初は芝生で座りながら聞いてたのですがかなり良い雰囲気でした。今回の旅行で知れてよかったバンドの一つです。CDも買ってきました。こういう出会いがあるのがフェスの良いところですね。
12/15 Legacy Presents【2023都市女聲】:MANDARK《be a “BADA88”》首場個人專場演唱會 @Legacy Taichung 傳 音樂展演空間
12月の台湾渡航の目的の一つであったMandarkの単独ライブです。先に簡單生活節の日程がでてその時点で行きの飛行機だけとっていたところに、私が今年一番聞いたアーティストであるMandarkの単独公演の日程が公開されました。せっかくなので滞在期間を延ばしてこのライブに行くことにしました。
以下はまさか Noisy Love をやるとは思ってなくて不意打ちで変な声が出てしまった僕です。台北もたくさんお客さんが入っていたようですので、赤字商品になっていないことを祈ります。。。
ちなみに、この公演に行ったことで僕が今年一番行ったライブハウスは Legacy 台中になりました。
12/16 喔北搖音樂節 @台北流行音樂中心
前述の Mandark ソロ公演が渡航最後のライブの予定だったのですが、16日のフライトの時間が夜だったこともあり帰国日ではありますが最後にもう1公演見に行きました。喔北搖音樂節は台北の台北流行音樂中心で開催された無料のフェスです。
特に見たかったアクトは2月の甜約翰台中公演のゲストでもあった 163 braces でした。ゲスト出演時も自身の曲を歌っていたのですがその光景が本当に忘れられず、たくさん上がっているYoutube上にライブの映像を見ながらソロのライブを見てみたい気持ちが強まっていました。IGライブで日本の楽曲をカバーしていることも多いことから日本国内でも知名度は上がってきているのではないでしょうか。EPも1枚出していますが、どれもめっちゃいい曲です(CDが出たらしいですが買えなかった。。。)
2月の甜約翰のライブで見た時に比べると毎週のようにフェスに出演したりして、なんかこの1年でかなり大きくなった気がします。気温はめちゃめちゃ寒かったですが観客の熱量がすごかったですね。今後もっと大きくなってぜひ日本でもライブしてほしいです。
12/26 a子 Live Tour 2023「l'm crazy now, over you」 @渋谷CLUB QUATTRO
台湾での旅行でフェスに行きまくってこれで今年のライブも終わりかな~と思っていたのですが、これまた会社の人にチケットを譲っていただき a子 のライブに行きました。ライブを見るのは初めてでしたが、声は完全にツボだったのでまた見たいですね。この日のMCでメジャーデビューが発表されたこともあり、今後も躍進していってほしいです。
ライブの内容とは関係ないのですが、アンコールの途中にメインのスピーカーが落ちるハプニングがあったんですよね。卓までは普通に音来てそうでメインだけ落ちてた感じだったので演者の方々のイヤモニは生きてて気づかないんだろうな~と思いながら生音だけで演奏が終了し(最後の曲はさすがにやり直した)たのですが、これPA的にはどういう風にオペレーションするのが正解なんだろうと思っていました。トークバックで伝えることはできると思いますが、そうしたところで演奏を止めるのか。。。?