中2の文化祭
中1の文化祭は覚えてないので、中2の文化祭の思い出を書く。
中学2年生になり文化祭を迎えた。
文化祭といいつつ
クラス替えもあって、僕の好きな女の子も代わっていた。その名もNさん。
でもこの頃の僕は思春期ど真ん中で、めちゃくちゃ異性を意識していた。その所為で、ちゃんと話せる女の子も3人くらいしかいなかった。
Nさんはその3人の内の1人だった。
逆に言えばあの頃はその3人しか選択肢がなかったのかもしれない。そこから選ばれし女性だった。
余談だけど、ここまで文化祭って書いてきたしタイトルも文化祭なんだけど、よくよく思い出すと学習発表会って名前だった気がする。まぁほぼ同じ意味だから文化祭で統一させてください。
話は戻って、僕たちの中学の文化祭は、クラス毎にステージで内容の指定なしで何かを発表するというスタンスだった。
僕たちのクラスは【劇】に決まった。
好きな女の子がいる文化祭の準備はわくわくした。
問題は自分の役割が何になるかなんだけど、クラス会の結果、僕は演者でNさんは小道具係になった
しかも僕は仲の良かったヨウスケと木の役、、、
大したセリフもなかったからほぼ小道具係の手伝いしてた。自分から率先して手伝った。
それでも木のセットだけは見せてくれなかった。
見せてくれたのは発表の前々日くらい。Nさん曰くかなりの自信作だとのこと。
事前情報でわかっていたことは劇中の背景の一部に穴を開けて、そこから顔を出す仕様とのこと。
他の仕事は手伝ってたから、小道具係の人達が絵も上手だったし、一生懸命色を塗ったりしていたのも知ってた。正直、木の役とはいえかなり期待していた。ヨウスケも見てて同じ気持ちだったと思う。
「これが木の役の背景だよ♪」
ニコニコしながら披露してくれた。
そこには、何故か1本の大きな木の上下に、顔を出す穴が開いている絵が書いてあった。
僕のイメージでは2本の木だったし、台本的にも木A・Bみたいな感じで明確に2つに分かれてた。
だけど僕の眼前には、大きな直立した木の上下に穴が開いている壮大な絵が広がっていた。
しかも、上の穴は直立した顔の高さくらいだったけど、下の穴の方はだいたい股間くらいの位置に空いていた。
「これさ、どっちが下?」
ヨウスケに投げかけてみた。
「お前でしょ」
僕が下らしい。
正直この配置はウケ狙いなのかな?
って思ったけど、Nさんはニコニコしながら見てた
ガチなんだな。。。
当日はヨウスケの股の間に頭を入れて、劇をやり遂げた。
あのぬくもりは忘れないよ。。
つづく