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エレベーターの「謎」仕様

Sogitaniさんの記事を読んで、エレベーターのUIが気になる今日この頃です。

私の勤め先のビルのエレベーターは、シンドラー社からオーチス社になったタイミングで刷新され、以前より高級感と安心感が増しました。

以前はエレベーターが停止位置より行き過ぎて扉が開いたり、扉が開かず閉じ込められることもあり、「あっ、またか...」と見慣れてしまうほどの頻度でした。

私も閉じ込められた経験がありますが、アクション映画のようにエレベーターごと落ちる心配よりも、『トイレどうしようか...😱』という心配の方が大きかったことを覚えています。

今では安心して乗れる箱になりました。
(当たり前ですけどねw)

さて、話を本題に戻して、
気になるのはエレベーターの操作盤のUI/UX。

地下1階〜地上14階建てのシンプルな構造なため、エレベーターの操作盤の配置も至ってシンプル。
使い方を間違えることもなさそうです。

ただ、『押したはずのボタンが消える』という不思議な現象がたまに起こっていました。

エレベーターのキャンセルは「階数ボタン」を「2度押し」するのが一般的。急いでいてボタンを2度押ししてしまったか、ボタンの反応が悪いのだろうと、もう一度ボタンを押してやり過ごしていました。

ところが先日、『そういうことか!』と思わず膝を叩いてしまう瞬間を目の当たりにしました。

私がエレベーターに乗り込んだ直後、少し遅れて駆け込んで来た男女がいました。混み合っていたこともあり、2人はエレベーターの入口を挟んで左右に分かれて乗り込みました。そして、それぞれ別の操作盤で「同じ階数ボタン」をほぼ同時に押すと、ボタンが無効になったのです。

つまり、別々の操作盤で1回ずつ押された階数ボタンを、システムが「2度押し」と解釈し、押したボタンをキャンセルしたのです。

階数ボタンや開閉ボタンを押すと、他の操作盤と連動するのは便利ですが、キャンセルの制御は処理を分けるべきではないでしょうか?
エレベーターの長い歴史に鑑みても、基本的な制御システムの仕様は確立されていそうなもの。
設計者の意図なのか、凡ミスなのか。。。
謎の仕様です。

この発見で、ますますエレベーターが気になるようになってしまいました。

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