母が天国へ…
9月12日(土)の夜中に母は眠る様に息を引き取りました。10日(木)の私の誕生日には私が介助しながらも、トイレまで行けました。しかし、車イスから便座に、便座から車イスに移乗する時は呼吸は荒く、
本当にしんどそうでした。そんな状態でも母は苦しいとは言いませんでした。
もしかしたら、娘の誕生日が自分の命日になってしまう…それだけは避けたい…
そう思って母は2日間を頑張ってくれたのかもしれません。
11日(金)の午後に容態が急変し、訪問看護の看護師さんから「かなり危険な状態です。」と告げられ、在宅医療の主治医の先生から「今夜かここ数日かもしれません。後悔を残したくないならお母さんの元に行ってあげてください。」と言われました。
私は急いで準備し、実家へ向かいました。
実家に到着すると母は酸素マスクを付け、荒い呼吸をしていました。私が「お母さん!来たよ!」と声をかけると呼吸が少し落ち着きました。
夜になり兄も駆け付け、父と兄と私で夕飯を食べました。母の呼吸音はちゃんと聴こえていました。
シャワーを浴び、寝る前にお母さんの所へ行き「お母さん寝るね。今度一緒にシャワーやろうね!」そう伝え、私は寝床に入りました。
暫くは呼吸音が聴こえていましたが、突然、音がピタッと止みました。まさか…と思い母の元に向かうと母は少しずつ呼吸をしなくなりました。そして、呼吸、脈が止まりました。私は「お母さん…」と呼び掛けました。身体をゆすっても全く反応はありませんでした。脈も全く触れませんでした。
父の寝室へ行き母の呼吸が止まったことを伝えました。私の大きな声に兄は目覚めた様で兄も母の元に向かいました。
父と兄は母の近くへ行くと、母を見つめました。私は急いで訪問看護ステーションへ電話し、看護師さんに来てもらう様に連絡しました。
看護師さんは30分位してから来てくれました。母が亡くなった事を確認し、遺体が損傷しない様に氷を使い、お母さんの身体に当てがりました。
それと同時進行に葬儀屋さんへも電話。夜中なのにめまぐるしく時は流れました。
つづく…
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?