この対談めちゃくちゃ良い!すべのアスリートやアーティストが読むべき記事
久しぶりに読んでいてグォーッと盛り上がり、長尺の対談にもかかわらず一気に読んでしまいました。たきもとです。
めちゃくちゃ良いのでマジで絶対読んでください。
※REALSPORTSのサイトが元記事なのですがなぜか記事のリンクが貼れないのでヤフーに転載されている記事のリンクを貼りました。REALSPORTSのサイトで前編・後編すべて読めます。
一流のプロアスリートって競技で活躍して素晴しい生活をしているイメージがありますが、スポットライトを浴びられる選手はごく一部。
さらにそのスポットライトを浴びていられる期間も極めて短く、どんな一流の選手でもピークは数年。肉体的な衰えは必ずやってきて、どこかのタイミングで引退することになります。
ほとんどは30歳を迎えるまでに引退。20代前半での引退も珍しくない状況。
そんなアスリートたちがどうやってセカンドキャリアと向き合えばいいのか。
キンコン西野さんと元Jリーガーの嵜本さんが熱く語っています。
前編からざっくりと印象的な部分を抜粋しました。
コロナ禍でスポーツ界も大打撃を受けている
アスリートはどうやってお金を稼いでいけばいいのか
ほとんどのアスリートはお金の稼ぎ方を知らない
平均引退年齢はプロ野球29歳、Jリーガー26歳
競技しかやってこなかった人間がセカンドキャリアに進むのは大変
サッカー選手の場合コーチ業がほとんど
コーチ以外に選択肢がない
MAX月収30万程度
しかも毎年引退者は出るので渋滞する
YouTubeやると叩かれる
しかたなくパチンコへ
YouTubeで誰か一人スターを作るのが大事
アスリートは本来失敗から学んで次にいかす能力がすごく高い
競技で培った能力は他に転用できるはずなのに気づいていない
現役の間にいかに競技以外のことに触れるかが大事
撤退(引退)時期を判断するのが難しい
最終ゴール(目標)を決めると自然と撤退の判断材料が見えてくる
時間があるのだからデュアルキャリアを視野に入れる
世間の認識はアスリートのセカンドキャリアは超ネガティブ
競技以外は使い物にならないというイメージ
セカンドキャリアという名前が良くないのかもしれない
逃げたとか負けたというふうに見られる
アスリートの場合キャリアダウンと見られる
現役経験をいかさればキャリアアップになる
逃げじゃない前向きな撤退をする決断
本当に色々と考えさせられますよね。
今回はアスリートのセカンドキャリアに関しての対談ですが、これって一般の会社員の人にも十分当てはまる部分があると思うんです。
これまで日本の基幹産業だったものが、ある時期から廃れてしまったり、海外勢に押されたりして厳しくなるなんてことは珍しくありません。
コロナで旅行業界とか飲食業界とかイベント業界は大打撃を受けました。まさか自分たちがこれまで築き上げたものがこんな形で崩れ去るとは夢にも思っていなかったはずです。
アスリートの場合は引退ですが、社会人の場合は会社の倒産だったり、産業自体の衰退により、強制的に自分のキャリアがリセットされてしまう状況が起こりえます。
思考を柔軟にしてどうやってこれから先の時代を生きていくのか。
この対談を読んで自分も考えさせられました。
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ちなみに僕の場合はアーティストとしてデビューしたものの、バンドは売れずに3年で契約解除。アスリートが戦力外通告を受けたようなものですね。
その後はフリーのミュージシャンとして活動をしてきましたが、一流という存在からは程遠く、常にバイトをしながらたまに入る演奏の仕事をこなすという日々。
結局そんな生活が10年くらいは続いたのちに結婚をし、家庭を持ったことで教える仕事にシフトしたり、父の仕事を継いだりして現在に至ります。
対談で西野さんも言っていましたがアスリートは肉体的な限界がありますし、「成績」という具体的な数字で評価されるので、ある意味「これ以上、上に行くことはないな」と見切りをつけやすいとも言えます。
音楽の道は年齢制限もないですし、資格も要らないので続けようと思えばいくらでもズルズルと続けられてしまうんですよね。
だから僕も方向転換するまでに10年以上かかりました。
もっとも僕の場合は音楽自体を辞めるのではなくて演奏主体の生活から教えることをメインにした生活へのシフトでしたが、やっぱり華やかなステージで演奏をする仲間を見るとうらやましかったですし、
あいつは音楽(演奏)で食えないから講師をやってるんだ
なんて思われるんじゃないかと、いつも引け目を感じていたりもしました。
今はもちろん教える仕事に誇りをもって取り組んでいますし、毎日楽しく生活できています。
ですが、
もしあのまま諦めずに演奏の仕事を頑張っていたら...
バンドが解散したときにスッパリと音楽から足を洗っていたら...
とかはふとしたときに考えちゃうことはありますね。
今さら過去の選択の答え合わせをするつもりはありませんし、今はその選択が正解だったんだと言えるように、頑張るしかないんですけどね。
誰しも今の生活が突然強制的に終了させられる可能性があります。
今のコロナ禍がおさまってもまた何年後かには別の何かが起きていることでしょう。
どんなことが起きてもなんとかふんばって対処できるように準備しておきたいと思います。
そんなわけで今ちょっと新しいことにチャレンジしてみようと思ってます。