遅ればせながら「毎週キングコング」の件
キングコングもいいけど、ノンスタも好きなんだよなー。たきもとです。
2月21日に配信された毎週キングコング見ました?
前回が神回と言えるくらい素晴らしかったんですが、さらにそこから全員が酔っ払ってトークを続けるということで、めちゃめちゃ期待していたんですよね。
そんなワクワク感が強くかったのでブログにも書きました。
で、動画を見た感想なんですが...
なんかもう40男たちが終始イチャイチャしていて、最高でしたね(笑)
■西野さん
案の定ろれつが相当怪しくなってきて、良いこと言おうとするんだけど、なかなか口が回らない(笑)。でもなんとか言葉を絞り出そうと頑張っている姿が印象的でした。
言っている内容は普段シラフで喋っているときとやっぱり同じで、本当に酔っていてもいなくても、心から世界を目指して頑張ることしかアタマにないんだなーと感じます。すごく純粋にそこを追いかけているんでしょうね。
そしてすごい相方へのリスペクトと愛情を感じました。
梶原さんの良いところをいっぱい挙げてそこをたくさん褒めてましたよね。
あなたは主人公をやってくれたら勝てるから
もう脇役なんてしなくていい
そのための外堀は僕が埋めるから(意訳)
だからコンビ組んだんじゃん
このセリフにはしびれましたよ。なかなか言えるものじゃない。こんなことを相方から言ってもらえる梶原さんって幸せ者だよなー。
酔っ払いながらも常に梶原さんのことを思いやる発言が多くて、キングコングって本当に今が最高に輝いていると思いましたね。
■梶原さん
あまりお酒が強くないのでいい感じで酔っ払って結構真面目モードでしたね。
カジサックのときの梶原さんはめちゃくちゃ陽の部分を強調した外向きなキャラで、もちろん本音で喋ってはいるんだけど、スイッチがガチャっと入っている状態。
ですがこの動画の中の梶原さんはとってもリラックスしてめちゃめちゃ普通の人っぽい緩さがあるんだけど、そのモードがまた良い。
梶原さんの好きなところは、西野さんも言っていたとおり感情に波があってブレるところ。そこが人間臭くて、だからこそ(多くの人から叩かれたりもするけれど)共感を呼んで支持を得る。
苦手な生配信をわざわざやってたびたびスベるのも(笑)、人間臭さの表れだし、長い目で見たらめちゃくちゃ梶原さんの好感度を上げることにつながっていると思う。
本当は西野さんのように立ち回りたい部分もあっただろうし、センスがある芸人さんたちのように振る舞いたい時期もあったと思うけれど、
自分には無理
向いてない
出来ないものは出来ない
と、そちら側に憧れる自分を捨てて、本来のポテンシャルにガーッと振り切ったときに今の梶原さんの良さが爆発しましたよね。
漫才を見ていると天才だと思うし、カジサックのときのように自ら戦略を練ることもできる策士でもある。
数年前までくすぶっていたのが信じられないです。
■石田さん
座っている位置のまんまですね。キングコングの二人のどちらの気持ちもわかるので、会話の調整役みたいになっていて、本当に上手く会話を流せる人。
キングコングのどちらともつながりがあって、どちらとも飲みに行ったりしているという人は実は意外と少ないかもしれないので、貴重な存在ですよね。
石田さんは本当に才能豊かで漫才も素晴らしいけれど、脚本も書けるし、演出もできるし、役者としてのポテンシャルも高い。僕は石田さんがドラマで演じているの結構好きです。
同期にこれほど多才な人がいる大阪NSC22期生ってすごいな。
石田さんはデビューのときからキングコングを見ている数少ない人。もしかしたら一時期はキングコングのスピード出世に対して「随分と遠くへ行っちゃったな」という焦りとか嫉妬があったかもしれない。
でもキングコングが取れなかったM-1チャンピオンを獲得し、その後もお笑い芸人の枠にとらわれない幅広い活動を地道に続けて、今はキングコングの二人ともまったく遜色ない活躍をしているわけで、本当にすごいなーと思います。
石田さんの話を聞いているとキングコングに対する優しさが伝わってくるんですよね。二人の話を受けていい感じに自分の言葉に乗せて返す。
真剣なんだけど、ときどき笑いで落とす。そのサジ加減が絶妙。(とか分析されるのはきっとイヤでしょうねw)
ライバルでもあるけれど、同志のような存在でもある不思議な関係。
歳を取ってこうして仕事で結果を出して一緒に美味しいお酒を飲めるって最高ですね。
西野さんに比べると石田さんがこうして普通にお酒を飲みながら喋っているのを見る機会は圧倒的に少なくて貴重なのでこの回はそこそこ長いんだけど是非最後まで見てほしいですね。
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本当にいつまでも見ていたくなる動画でした。
切磋琢磨できる仲間がいるって最高ですね。
■追記
西野さんが酔っ払っているときに自分のことを「ぼく」って言うのがめちゃめちゃ好きで(普段から言うけど酔ってているときは特にいい)、なんか育ちの良さというか、幸せな家庭に育ったんだろうなーというのを感じさせるんですよね。
とにかくキングコングって、これだけ切磋琢磨できる相方や同期がいて、本当に幸せだよなーと思いました。
そして個人的に強く感じたのが
梶原さんって本当に愛されてるなー
ってこと。
梶原さんはめちゃくちゃ自己肯定感が低くて、自分に嘘ついて、背伸びしまくって、挙げ句結果を残せず、一時は芸人を辞める直前まで行った人。
でも客観的に見るとキングコング西野の台本をあれだけキレ良く演じられるのは誰がどう見ても梶原雄太しかいないのは明白。
僕はキングコングの漫才を見るたびに「なんでこの人(梶原)はこんな反応速度で動いたりできるんだ?!」といつも感心して見てました。
練習のたまものなのかもしれないけれど、あれ系のスタイルをキングコング以外で確立できたコンビはいないと思うので、やっぱり才能とかセンスが突出していたんだと思います。