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みゆきちゃんとバイオリンのお話
先日、バイオリンのコンサートを聴いて「バイオリンをやりたい!」と言った女の子がいました。この春小学1年生になったばかりの、みゆきちゃんです。それまでみゆきちゃんのお母さんは「バイオリン習う?体験に行ってみる?」と何度か聞いていたそうです。
でも「ううん」と首を横に振っていたとのこと。
ピアノを習うことに決まっていたのですが…ピアノとバイオリン、どちらか選べるって何で教えてくれなかったのー!!!と怒っていました。みゆきちゃんがそんなに感情を表に出しているのを初めて見ました。
「ママはピアノとバイオリンとどっちにする?って聞いたよ?そしたらみゆきがピアノ習うって言ったんじゃない。」
と言ってもやりたい、やりたい、とママにしがみついています。
そう、バイオリンって何だか知らなかったんですよね。見たことなかったから。でも見てみて実際に聴いてみたらその魅力に気づいたというか知ったというか。
何でもそうですけど、見たこともない知らないものの名前を急に言われて「やってみる?」と言われても、良くわからないから、うーん、いいや…ってなりがちですよね。外国に行って知らない物の名前言われて食べるか訊かれたらNO...と言ってしまうかも。でも実際見てみて匂いを確かめて、何ならほんのひと口食べてみたら、食べてみたいか、たくさん食べたいか、食べないか決められます。
だから本物を多く経験させてあげるべきだと思うんです。それが直接的に何かに繋がらなくても、経験が溜まっていってキッカケが生まれます。
動物園に連れて行くのだって、動物研究者になって欲しいからでも、飼育員になって欲しいからでもないじゃないですか。演奏会にも、バイオリンの体験レッスンにも、もっと気軽に来て欲しいんです。
みゆきちゃん、取り敢えずピアノを頑張ることにしました。学校に慣れてきたらバイオリンもやるんだ!って目をキラキラさせて言ってます。