Ideaflow part12 【読書ログ】
前回を振り返る
テストは確認のためでなく,疑いのために実施する
自分が失敗した時をシミュレーションをしておき,先回りでテストしろ
五章二節|手軽なテストこそが実験効率を最大化する
アイディアをテストしよ.とこの本では繰り返しいっているが,では手当たり次第に可能性をテストするべきだろうか?どのレベルでのテストが最適なのだろうか?
最初から大々的にテストするのは,危険が多すぎるとのことらしい.最初は多様な可能性をテストするために,効率的(迅速,安価)な実施を行うことを優先するべきだ.とのことである.
最初から3000万ドルのテストを実施するべきではない.一つの実験のために年俸ベースで人を雇い,店舗を開くべきではないのだ.前提を見直すことで,それらのコストは大幅に軽減できる.既存のリソースを使用し,より安価で迅速なテストを実施するべきだ.
実験を安く実施できるようにすると,社内での障害がなくなるはずらしい.前提を見直すだけでいい場合より簡単になる.
アディダスとナイキの事例
この二大ブランドはどちらも取り憑かれたように試行錯誤を繰り返している.変更するたびにテストを実施して効果を検証していた.何よりもフィードバックの継続的な流れを非常に重視していた.
その検証方法も何年もかけて理想の靴を作るのではなく,既存の運動靴に修正を加えることで,自分のアイディアを試していた.とのことだった.
全てのアイディアに対して短く直接的なフィードバックループを確立しない限り,イノベーションを促進することはできない
ネットフリックスの事例
彼らは最初,DVDを顧客に郵送することでビジネスを行なっていた.そこで,オンライン販売に対するあらゆる仮説を検証するため,綿密なテストが必要となったため,二週間かけ,画像と宣伝文句とリンクの組み合わせを構築し,どんな影響があるかを調べた.その結果,大体は失敗した.
そこで考えついたのが,実験の頻度をあげることだった.最初は一週間,最終的には一日おきに4,5のテストを実施していた.
そこでの気づきは
間違ったページをいくら完璧に作っても何もいいことはない.一方で,成功するテストはページにスペルミスがあろうが,顧客に受け入れられる.
と言うことだった.
テストを実施するとき,一日よりも多くの時間がかかる場合,テストを見直すべきだ.一つの仮説を検証するときには見返りが期待できる小さな実験に落とし込むべきだ.
だからと言って,できることを市場が欲していることより優先してはいけない.実験により発覚した欲求を特定したら,それを満たす実現可能な方法はほぼ間違いなくある.
今日はこの辺にしとこう