最速・最短でTOEFL ibtで90 点以上をとるために私が実践した勉強法
1. はじめに
この記事では、純ジャパ、英語嫌い、理系の私がTOEFL ibt で最速・最短で 90点を超えるための勉強法について書きます。
特に、以下のような方々の役に立てればと思い書いております。
・大学院入試でTOEFLのスコアを要求されている
・将来、留学をしたいと考えている
・医学部学士編入でTOEFLのスコアを要求されている
・学部入試のAO・推薦に申し込もうと思っている
※諸事情により一部加筆して有料化いたしました
2. プロフィール
読者の方が私の体験談を読んで役に立つかを判断してもらえるように、まず私自身の簡単なプロフィールについて紹介します。
本年度の実績
TOEFL ibt 95 点 (test date score)
東京大学 技術経営戦略学専攻 合格
某旧帝大医学部学士編入試験 筆記試験合格
某近畿圏医学部編入試験 最終合格
医学部については、具体的な学校名を伏せています。
経歴
偏差値67の中高一貫校 → 旧帝大理系です。
大学4年間アルバイトで小学生から高校生まで幅広い生徒に英語を教えていいました。
また、何人かの家庭教師も行った経験があります。
また、大学1年時の英語の授業では、1番上のクラス(主に、帰国子女と留学生で構成される)の授業を履修していて、成績ではA(85点以上, GP 4.0)をとりました。
他の記事で書いているように医学部編入を本命として目指すかたわら、東大tmiを受験しました。そこで、TOEFL ibtを受験しました。
TOEFL ibtを始めに受験したのは大学入学前で、90点を超えるまでには本格的にTOEFL対策を勉強を始めてから概ね3か月かかりました。
また、今年度はTOEFLの勉強を再開して2週間で95 点をとりました。
3. TOEFL ibt での目標とすべきスコアと戦略
TOEFL ibtを受ける方のほとんどは、なんとなく要求されるスコアについてご存じかと思いますが、出願先からの要求スコア等の例を挙げておきます。
目標スコアと要求される場面の例
目標スコアと要求される場面の例をざっくりと挙げると
70 点~80 点台: 国内難関大推薦、海外大学留学、交換留学、東大院試、医学部学士編入
90 点台: 海外難関理系大学・大学院の一部
100 点台: 海外難関大学・大学院
という感じです。このような目標スコアに応じて戦略を立てていく必要があります。
目標とすべきスコア
私は90 点台を確保することを目標として設定し戦略的に勉強をしていましたし、この記事を読まれる多くの方(東大院志望、医学部編入受験生など)も90点台を目指されるとよいかと思います。
その理由として、
・国内理系院・医学部編入いずれにおいてもアドバンテージとなる
・準ジャパが100 点を確実に取れるようになるのには時間がかかりすぎる
・一方で、90点台までは戦略的に勉強すれば確実に短時間で到達可能
・TOEFLにかける時間を節約して他の勉強(院試、編入試験など)にあてたい
というものがあります。
したがって、この記事では主に、TOEFL ibtで最速で90 点台をとることを目標とした勉強法について書きます。100 点以上を目指されている方は他の方の記事か、後日書くTOEFL ibt 101 点を初回受験で獲得した友人についての記事をお読みください。
90点を最速で超える戦略
90点台を最速で超えるための戦略として、
・リーディングとリスニングの学習に重点を置く
・ライティングは試験1ヵ月を切ったあたりから演習する
・スピーキングは問題形式になれるだけにする
というものがおすすめです。
セクションごとの目標点としては、
Reading: 28
Listening: 25
Speaking: 18
Writing: 22
です。この理由としては、
・リーディングは演習量を積めば積むほどスコアを上げられる
・リスニングも時間はかかり振れ幅が大きいが演習を積めばある程度の高得点が見込める
・リーディング、リスニングはS、Wの2セクションにも関わる技能である
・スピーキングは適当でも18点ぐらいには到達しうる
・スピーキングは採点が厳しく準ジャパが短期間で高得点は狙えない
・ライティング力はリーディングとリスニングが出来上がった状態からであればテンプレート暗記と演習で早く成長する
というものがあります。
以上で書いた戦略をもとに行った勉強法について書きます。
4. 勉強法
英語の学習となると良く英語の本を読むことやニュースを聞くことを進める人がいますが、TOEFLで点を取ることだけを目標にするのであればあまりコスパはよくありません。あくまでも、TOEFL形式での学習に専念しましょう。
入門編、基礎編、演習編の4つに分かれており、英語の勉強に集中的に取り組んだ(毎日6時間ほど学習を行う)として、各パート1ヵ月~2か月かかるかと思います。
基礎編以降はTOEFLの勉強開始時に、国内の大学入試の難関校(旧帝、早慶など)の英語の問題が解け、共通テスト(旧: センター試験)で9割程度の得点が安定して見込めるようになっていることを想定して書きます。
まだ、そこまで至っていない方は以下の入門編で紹介した本で学習されると良いでしょう。単語、文法→リーディング、リスニング、英作文の順番で学習しましょう。
入門編(高校レベルの英語から始められる方)
TOEFLの開始時に、国内の大学入試の難関校(旧帝、早慶など)の英語の問題が解け、共通テスト(旧: センター試験)で9割程度の得点が安定して見込めるようになっている方は、次の基礎編まで読み飛ばしてもらって構いません。
単語
高校生向けの英単語帳と鉄緑会の東大英単語帳をやりましょう。
特に、鉄緑会の英単語は、単語・熟語が関連するもの同士で固められているので、ボキャブラリーを効率よく積み上げたりリーディングで関連しているところや言い換えを見抜けるようになったりするので非常に役に立ちます。この単語帳は東大という名称を抜けば売り上げが10倍になるかと思います(笑)
文法
私自身でオリジナルの教材も作っています.
また, これらの本が一番コンパクトにまとまっていておすすめです。
リーディング
この本をやるのが一番手っ取り早いかと思います。
構文の読み取りが苦手な方は次の本もやると良いかと思います。
英作文
英作文の学習は、のちのライティングやスピーキングの際に使える表現を増やせるためしっかりやっておくと良いかと思います。
特に旺文社の基礎 英作文問題精講は使える表現が最速で身につきます。
竹岡の英作文は上の本をやった後に学習すると表現の幅が格段に広がります。
リスニング
リスニングは高校の参考書でいいものがあまりないですが、大学同期などの間ではこの本が評判が良かったです。
基礎編
TOEFL ibt の問題を解くにあたり基礎力を養成していきます。
問題形式の把握、ボキャブラリーの養成、長文読解とリスニング力の養成、ライティングの型の学習の順で行います。
問題形式の把握
TOEFLに限った話ではないですが、試験問題の形式の把握から始めましょう。これをすることで無駄な勉強を省けます。
【CD付】はじめてのTOEFLテスト完全対策 改訂版 (TOEFL(R)大戦略)
この本は、日本語で書かれたTOEFL 入門書で、日本語でTOEFLの問題形式について知ることができる、英語を読むのに慣れていないTOEFL入門者のための良書です。下に書く、Official guideでもいいですが、おそらくこちらで問題形式を把握される方が挫折しにくいと思います。
The Official Guide to the TOEFL iBT Test (Official Guide to the TOEFL Test)
理系院生や英語をふだんから使う学部・職業で英語を読むことに抵抗がない方はこの本から始められると良いかと思います。
ボキャブラリーの養成
TOEFL用の単語帳1冊と余裕があればもう1冊やりましょう。ボキャブラリーはリーディング、リスニング、スピーキング、ライティングのどの場面でも必要ですし、身に着ければ力になります。
カラー改訂版 TOEFLテストに でる順英単語
この本が一番コスパがいいので、この本から始められることをおすすめします。
究極の英単語 Standard Vocabulary List [上級の3000語] Vol.3
上の本と合わせてこの単語帳をやればTOEFLではほぼ無敵になります。
長文読解
TOEFL形式の問題集で演習しましょう。どういう解き方をすべきか解説から学ぶため、最初は日本語で書かれた参考書でやることをお勧めします。
長文読解については本番形式から逸脱した問題集が多く見られますが, ここでは本番形式にかなり近いものを厳選していくつか紹介します.
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