ウクレレは長い間じっくりと楽しめる脳トレ
ウクレレは左手でコードを押さえ、右手で弦を弾く。左手のコードを押さえるやり方が微妙だと良い音が鳴らない。コードが上手く押さえられても右手がきちんと4本の弦を弾かないと良い音が鳴らない。今度はダウンストロークが上手くなってもアップストロークで弦に引っかかると良い音が鳴らない。ストロークが上手くいってもコード進行で複雑なのが出てくるとコードが上手く押さえられない。ゆっくりだと弾けるのに楽曲の速度が上がると焦って弦が引っかかる。弦のひっかかりを気にするとコードの押さえが甘くなり良い音が鳴らない。
いい音で演奏するには、色々な要素がすべてクリアされている必要がある訳ですが、そういうのを頭の中でいちいち考えていると、楽しいよりも先に使命感が出てきて、仙人の修行みたくなってきます。すると焦って色々と綻びが出てくる・・・
今日は一日中ウクレレを弾いていましたが、やればやるほど音の良し悪しや押さえ方のクセ等色々な事が気になって、3歩上手くなったと思ったら手直しで2歩下がる事の繰り返しを直近1ヶ月ほどやっている事に気付きました。そして、いつの間にか使命感とか責任感みたいな変なプレッシャーがかかっていたりして、それが余計に上達を妨げている様な気さえするのです。
だから、ウクレレは短期間でなく長期に渡ってじっくりと、そして楽しみながら取り組む方が上達も早いのではないかと思いました。
だって、音楽は「音」を「楽しむ」という事なのですから。