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茅葺職人見習のはじまり 第2話

22.04.04(月)天気:快晴

今日は8時半に起床。社会人1日目ということで、職人の生命線である工具を買いにホームセンターに行った。購入時の参考にするために、先輩のベルトを借りて訪問した。

ハサミは親方が譲ってくれるとのことだったので、それ以外のペンチや鋸、そしてそれを入れるものを購入した。

先輩からは、自分がいいと思ったものを買うようにとのことだったので、個人的に好きな黒色で揃えたかったが、鋸を入れるケースだけ、黒色が無かったので茶色のケースを選んだ。(また仕事をしながら揃えていこう)

ホームセンターでも、こんなに揃っているのか・・・と感心したが、実際はローカルな金物屋で揃えたかったので、またそういう場所を見つけたら絶対に行ってやろうと思った。鍛冶屋が斜陽化するのも悲しいが納得する。。

午後からは、会社説明会の予定だったので、それまで、西条や福富町内を散策。西条はチェーン店が立ち並び、欲しいものはなんでも揃う、典型的な地方都市の姿をしていた。一つ特徴だったのが、西条酒蔵通りの存在。落ち着いたら日本酒を探りにゆっくりと回りたい。

福富町にある唯一の商店である「しゃくなげ館」には、野菜やコメ、豆腐などが売られていた。気さくなおばあちゃんたちが話しかけてくれた。これから定期的に通うことになりそう。お世話になります。

道中で、土壁の小屋が目に入った。ファサードと煙出しを見て、おそらくたばこ乾燥小屋なのかな・・・味わい深い建物。

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午後になり、倉庫で説明を受ける。期待と不安でいっぱいだが、とにかく楽しんで頑張ろうと思った。印象的だった説明は、仕事の道具は自分でつくるということ。茅を整える「ガンギ」という道具も落ち着いたら自作することに。早く作りたい。そのためにも地道に一つずつ学んでいこう。明日から、早起きで現場が始まる。どきどきする。

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