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高校生からやりつづけているゲーセンのゲーム「WCCF」が「FOOTISTA」として生まれ変わって時代と共にビジネスモデルも変わったことに好感を持った。
今日はゲームの話を書く。
ゲームと言ってもプレー実況などではない。
ぼくはどれだけ生活環境が変わり、仕事で忙しくても、1~2ヶ月に1回ぐらい今でも時間を見つけてゲームセンターにいく。あるゲームをするためだ。
そんなあるゲームが大幅にリニューアルをし、時代とともにビジネスモデルも変わったことがとても感慨深かったので、今日はその話を書く。
2019年3月14日から全国のゲームセンターで「FOOTISTA」というサッカーのゲームが稼働開始になった。
「WCCF」というサッカーのゲームの大幅リニューアルという形になるだろう。
「WCCF」がスタートしたのは2003年とかあたりだろう。
当時僕は高校生。サッカー部だった僕に高校の友人が「絶対ハマるめちゃくちゃ面白いゲームがある」と言い、放課後に渋谷のゲーセンに連れて行ってくれたことが「WCCF」との出会いだった。
http://www.wccf.jp/lp/index.html
サッカーが好きな人ならわかるかもしれないが、その頃のスター選手といえば日韓W杯を終えたあとの、「ロナウド」とかだろう。
2001-2002年シーズンのセリエA(イタリア)のみがカード化され、そのカードで自分のオリジナルチームを作り、ゲームで試合をするわけだ。
当然、この選手も当時はセリエAにいたわけで、カード化もされている。
今の若い世代からサッカーを見始めた人だと、もしかすると「中田を知らない」ということもあるかもしれない。
そんな往年の選手をバージョンごとにカード化し、リーグもリーガエスパニョーラ(スペイン)、プレミアリーグ(イングランド)、フンデスリーガ(ドイツ)、リーグアン(フランス)そして日本のJリーグと現役選手・引退したレジェンド選手含めカード化されていない選手はほとんどいないというぐらいカード化されてきた・・・・・。
ペレ、マラドーナ、ジョージベスト、カントナ、ジーコ、ロベルトバッジョ、ファンバステン・・・・。
ジダン、ベッカム、フィーゴ、ラウール、ロベルトカルロス、マルディーニ・・・・。
クリスティアーノロナウド、メッシ、ネイマール、本田、香川、長友・・・・。
新旧で在籍していた好きなチーム縛りでチームを作りプレーをする。
そういうところが好きで、いまだにWCCFをやり続けていた。16年間。
当時は友人など何人か一緒にやっていたが、ここ数年はずっとひとりでやっていた。
そんなWCCFが今月、「FOOTISTA」として生まれ変わったのでプレーしてきた。
これまでのWCCFはプレーをすると、プレー後にゲーム機の横から1枚カードが出てくる。そのカードは工場などで印刷したカードをゲーム機の裏に入れて、それを排出していたわけだが。
生まれ変わったFOOTISTAはプレー中に選手の「スカウト機能」というものを使い、スマホゲームでいうガチャに近い仕組みで、ゲーム内でどの選手が当たったかわかるようになっている。
そして、ゲームをやっている最中にゲーム機が印刷をして、排出口から出てくる仕組みになっている。
ちなみにこの「スカウト機能」1プレー中に4名まで選手をスカウトすることができる。
1スカウト100円だ。
つまり、1プレー遊ぶのに100円投入する。スカウトを最大4名行うと400円。合計500円ユーザーは払うということになる。
プレーするユーザーにとってなかなかの出費だ。
こんな記事があった。
現状の『WCCF』がオペレーターさんにとって“優しくないビジネスモデル”であるという点も改善し、アーケードゲーム業界に対して、少しでも良い影響を及ぼしたいと考えたことがもうひとつの理由です。現状の『WCCF』がオペレーターさんにとって“優しくないビジネスモデル”であるという点も改善し、アーケードゲーム業界に対して、少しでも良い影響を及ぼしたいと考えたことがもうひとつの理由です。もともと『WCCF』は1プレイ200円という前提で収益構造が考えられていたんです。プレイヤーさんから200円をいただく。オペレーターさんはそこからネットワーク利用料やカードの購入費を引いた利益を手にして、人件費や家賃などを賄う。ですが、今は価格競争によって1プレイ100円がベースになってしまっていて、収益構造が大きく変わってしまったんです。私たちのビジネスは「BtoBtoC」という形ですが、B(オペレーター)、C(プレイヤー)の両面において改善する必要があったんです。
(上記記事内より)
確かに僕がプレーを始めた時は2ゲーム500円とかだった気がする。(記憶が違っていたらごめんなさい。)
それが「FOOTISTA」に生まれ変わる直前では「8ゲームで1000円」、場所によっては「10ゲーム1000円」というところまで値下げをしていた。
ゲームを提供する開発会社、そしてゲームをぼくたちの近所で提供してくれるゲームセンターがあってはじめて僕らにゲームが届く。
ゲーム機の裏から機械を開けて、新しいカードを入れてくれるゲームセンターの店員さんの姿をよく覚えている。
あのカードもゲームセンターが開発会社から仕入れているのだろう。
ゲームがつまらなかったり、飽きたら、ユーザーは離れていく。
客が減ってきたゲームを果たしてゲーセンに設置するべきかどうか、それでもコアな常連がいるから設置し続けてくれるゲームセンター。
また、WCCFのカードはヤフオクやメルカリでも高値で売れた。
そんなにレアなカードじゃなくても1000円ぐらいで売れる。高いものだと10000円は越す。
僕も高校生の時はゲームのバージョンが変わり、新カードが排出開始された時は、ゲーセンに入り浸り、当たったカードをヤフオクとかで売っていたこともある。
当時「MVPネドベド」は35,000円とかで売れたな〜。
レアな選手が当たりやすいカードの順番(配列)などもネットでシェアされ出した時は、ヘビーじゃないユーザーの僕はなかなかレアな選手を当てることができなくなってましたが・・・。(これ以上書くと長くなるのでこの話は短縮。)
そんななか新しくアップデートされた「FOOTISTA」は昔ほどカードの価値は高くなくなったでしょう。
PC・スマホのプレイヤー専用のサイトでは当たった選手のトレードなどをユーザー同士でできるようになり、また「配列」というものもなくなったので、レアカードを当てる確率はヘビーユーザーも初心者ユーザーも同じになった。
そして、印刷はオンデマンドでゲーム機がやってくれる上に、ガシャ式でユーザーが1プレーにかける単価もあがった。
とはいえ、金取り虫ではない。
ユーザーも好きなカードをある程度集め終わったあとは、スカウトせずに1プレー100円でプレーができる。
ビジネスモデルとしては、とても素晴らしいアップデートだと思う。
そして16年も続いているゲームを開発しているかたがたの愛を感じる。
そんなわけで稼働開始し間もない現状、賛否両論はあるかと思いますが、僕はこれからも時間を見つけてはたまにプレーをしにいこうかなと思います。
これからも面白いイベントやアップデート楽しみにしてますので。
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