リチャード・セイラーの時間非整合性論文(1981)データの理解度チェック

(下記論文の実験手順の解説はこちらの「2.　時間非整合性（Thaler 1981）」とこちらを参照)

もし不正解のものがあった場合はこの解説を参考の上、再考されたい。
一応、略解を以下に示す。

注：u(x)=xの仮定(←Thaler1981はこう仮定してデータ解析をした　こちらを参照)をしない場合は、割引率のx依存性(magnitude effect)などのアノマリーをD(t)の性質に帰着させず、ある特定のu(x)を適切に選べば、u(x)の形状（elasticity, Loewnstein=Prelec　1992によって導入されたパラメータ）に帰着させることが可能であるので注意すること。詳しくはこのリンク先の論文をみよ。
Ali al-Nowaihi Sanjit Dhami
A note on the Loewenstein-Prelec theory of intertemporal choice. Mathematical Social Sciences, 2006, vol. 52, issue 1, 99-108

 Loewenstein G., Prelec D., 1992. Anomalies in intertemporal choice : evidence and an interpretation. The Quarterly Journal of Economics 107, 573-59