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エッセンシャルワーカーとBullshit Jobの謎

コロナ禍で、「エッセンシャルワーカー」という言葉が広く知られたように思います。エッセンシャルワーカーとは、社会の機能を維持するために必要不可欠な仕事、と定義できそうです。

エッセンシャルワーカーはリモートワークに切り替えづらいので、感染リスクを負ってでも職場に出ている職業として、コロナ禍で世間から感謝をされたと思います。

さて、ということは、がっつりリモートワーク可能な仕事をしている僕はエッセンシャルではない=社会の機能を維持するために必要不可欠ではない、ということでしょうか。笑

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人類学者のDavid Graeberは、以下の本の中で、社会に必要不可欠ではないと本人たちが自覚している仕事のことをBullshit Jobと名付けています。自分がその仕事をやらなくても、何も社会に影響はない、と本人が自覚しながらやっている仕事です。

現代社会においては、このBullshit Jobがかなり多い、と。

そして、さらに面白いのは、高学歴で高収入の人にこの手の仕事に従事している人が多い、という点です。

一方で、エッセンシャルワーカーの仕事は平均すると給与が低く、労働条件が悪い。

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高学歴、つまり今までそれなりに努力してきたり、投資をされてきた人たちが社会にとって無意味な仕事をしていて、それを自分で自覚しており、「こんな仕事して何の意味があるんだろう」と思って仕事をしながら、高収入を得ている。

社会の為になくてはならない仕事が低収入で労働条件が悪い。

この、とんでもない矛盾は、なぜ起きているんだろう?

解決するにはどうしたらいいんだろう?

明日からは少しそんなテーマを考えてみたいと思います。

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