Bullshit Jobのある世界は昔より全然マシな世界だ!ネガティブなことを書きすぎたのでポジティブなことを。。。!
Bullshit Jobシリーズではネガティブなことを書きまくってるので今日は少しポジティブなことを書きます。笑
批判は簡単だ
高収入なのに意味のない仕事してる人が多いとか、組織にはサボるインセンティブが生まれるとか、仕事が細分化されすぎて意義が見えないとか、そんな批判ばっかしてきましたが、お前はそんなに偉いのか!?と。笑
よく言うように、物事の批判をするのは簡単です。欠点を見つけるのも簡単。でも、それを改善するのはものすごく骨が折れます。
会社にいると、批判ばっかりして何も行動しない人がいますが、経営陣としてはそれはとても困ります。同じように、もっと大きな単位の組織(社会とか、国とか、世界とか)においても批判ばっかりしてて行動しない人はちょっと困ってしまいます
なので、そんな批判ばっかして何もしない人にならないようにという自戒の意味や、今日の世界を創ってきてくれた人たちへ感謝する意味も込めて、ポジティブなことを書きます!
Bullshit Jobの存在自体が豊かな時代の証拠
Bullshit Jobが存在するということは、社会に貢献していない仕事をしていても高給をもらえている人がいる、ということであり、そういう人がたくさんいる、ということは基本的に「社会が豊かである」ということじゃないでしょうか。
もし、餓死者が出るようなレベルの貧困にあえぐ途上国でBullshit Jobが蔓延しているなら、民から搾取した富で一部の人が豪遊してBullshit Jobに従事している、ということで倫理的に問題があるように思います。
が、Bullshit Jobの蔓延は主に先進国における現象のように思います。もちろん先進国においても格差の是正は課題だと思いますが、Bullshit Jobが社会課題になる、ということ自体が贅沢な悩みということもできます。
ホモデウスで言われているように、人類の敵は長い間、飢餓、疫病、戦争、の3つでした。この3つが人類の大半の死因だったわけです。でも今日、飢餓で死ぬ人より食べ過ぎによる肥満が原因で死ぬ人が多く、疫病で死ぬ人は劇的に減り(今はコロナで少し増えていますが)、戦争を含む他人からの暴力で死ぬ人より自殺者の方が圧倒的に多い時代です。
そして、「仕事のやりがい」なんかについて考えちゃっている。人類史上、仕事にやりがいを求められる人なんてごくわずかだったはずです。仕事は生き延びるためにやるもの、以上。だったはず。仕事のやりがいについて考えられる世界、社会というのは、昔は考えられなかった豊かな社会、と言うことだと思います。
完璧な社会は存在しない、でもマシな社会は存在するかも。
今の世界は、一昔前の世界の人からみたら天国のような場所かもしれません。働かなくても餓死することはなく、基本的人権や生存権が担保され、教育がただで受けられ、選挙権がある。
でも、一昔前の人の視点から見ると完璧だと思える現代社会にも問題が出てきてる。気候変動とか格差とかメンタルヘルスとか。
同じように、これらの課題が全部解決された世界にも、新たな問題、今では思いつきもしないような課題が生まれてくるんでしょう。
課題や問題がない世界は永遠に訪れないはずです。
でも、少しずつマシな世界になってはいくだろうし、そうできたらなーと思っています。そして、そういう世界を創るために目の前の課題の解決に尽力している人たちには敬意を表したいと思っています。課題解決ってやっぱめーーーっちゃ大変だから。