【アシアナ航空】日本⇒フランス(韓国経由)でエコノミーのはずが何故かビジネスクラスに乗れてウルトララッキーだった話
こんにちはTAIKIです。今回はアシアナ航空でフランスまで行った際にエコノミークラスで予約していたのに何故かビジネスクラスに乗れた時のお話をしたいと思います!
※この記事はビジネスクラスに乗れる裏技とかそういう話ではなく、今でもなぜ乗れたのか分からないけど、とにかく人生初のビジネスクラスに乗れて、今まで知らなかった世界に感動して、テンションがアガリまくった話です、、、
そもそも私は2024年の9月からフランスのメッスという場所のとある大学院に入学します。そのため1カ月前の8月上旬にフランスへ渡航することを決めていました。そこで何よりも大事なのは渡航費ですよね~
なんてったって、パリではオリンピックが開催されている真っ最中!どうしたって飛行機代は高くなる。タイミングは悪かったですが仕方ないですね、とにかく安く行ける便を探していました。
そこで見つけたのが
アシアナ航空!!
こちらはまず羽田空港⇒金浦空港(ソウル)まで約2時間のフライト
その後、仁川空港(ソウル)⇒シャルルドゴール空港(パリ)まで約14時間のフライトと、ちょっと韓国まで行ったら、あとはフランスまで直行便で行けるといった感じ!それでいて費用も他の便と比べて安かったのです!めっちゃくちゃ良い便を見つけることができてとてもラッキーでした。
ただ私の予約した便の場合では、いくつか注意点というかデメリットが存在します。
韓国で乗り換え時、空港が異なるため1度荷物を受け取る必要がある
乗り換え時間がめちゃ長い(約10時間)
機内預入荷物が1個(23kg)のためスーツケース2個持ちの私は超過料金を支払う必要がある。
しかし、私が調べた中では超過料金を加味してもこの便の方がお得であると判断し、アシアナ航空でフランスへ向かうことにしました。
まずは羽田空港で超過料金の支払い
こちらは事前に支払うことができるのですが、今回のような韓国を経由してヨーロッパへ行く場合は事前支払いができないとのことでした。そのため荷物を預ける際に超過料金を支払う必要があります。23kg以内の荷物1個追加で約20,000円を支払いました。この時に、超過料金を払った証として"EMD PASSENGER RECEIPT"という領収書をもらいます。これを乗り換え先の仁川空港で提出することで再度超過料金を支払うことなく荷物を預けられます。
〇羽田空港⇒金浦空港まで
こちらは通常通りエコノミークラスで行きました。約2時間のフライト。あっという間に着きました。
〇金浦空港⇒仁川空港まで
金浦空港について入国審査を済ませ、荷物を受け取ったのがだいたい夜の0時!Metroマークを頼りに仁川空港行きの鉄道へ向かいます。
ホームからエスカレーターを下り、やっと到着!切符を買うかと思ったのですが、、、、
切符の購入は現金のみとなっていました、、、
両替をしようにも既に0時、金浦空港では外貨両替店は23時30には閉まってしまうようです。本来であれば約400円程度で仁川空港まで行けるのですが、しぶしぶタクシーで行くことに、、、
私のように夜中に金浦空港へ着く方は両替がその場でできないことに注意してください。
〇仁川空港で時間つぶし
とにかくタクシーで無事仁川空港に着きました。この時、夜中1時。
パリ行のフライトまでは約9時間ほど時間があります。
さて、どうするかあ~
通常の乗り継ぎであれば、荷物は既に預けてあり、出発ロビー内にはラウンジがたくさんあるので、ゆっくり休む場所を見つけることは難しくはないでしょう。しかし、大きなスーツケース2個を抱えているこの状態。盗難を警戒して簡単に眠ることもできません。
充電スポットのある席は既に陣取られており、寝ている人がたくさん。家族で来ていれば、さほど不安もなく寝れるのでしょう、しかし今の私は一人。寝てて、気づいたらスーツケースがないなんて事があれば目も当てられない
いやあ~どうしたものか~
そんな時調べて出てきたのが、
SPA ON AIR!!!
これは仁川空港第1ターミナルの地下1階にあり、仮眠室、お風呂、サウナ等が使え、さらに利用中、施設内で荷物を預かってくれるのです!!
まさに今の私が欲していたもの!
とにかくシャワーを浴びたかった私は急いで向かいました。
SPA ON AIR近くまで行くと、荷物を横に、壁際に寄りかかっている人が5,6組いました。看板を見てみると、現在満室となっており、どうやら空くのを皆さん待っているよう。この時間帯は混むのでしょう、、
どうしたものか、
しかしよく読んでみると、シャワーとお風呂の利用なら可能だそう。
よしキタ!!!
私は受付にシャワーとお風呂のみの利用の意を伝えると、すぐに荷物を預かってくれ、タオルとロッカーキーを渡してくれました。シャワールームにはボディソープとシャンプーのみが備え付けられているため、私はコンディショナー(約100円)を追加購入しました。
シャワーを浴びて、さっぱりした状態でお風呂へ向かいました。
お風呂は円形のジャグジー風呂が4つありました。
※ちなみに、シャワー室、お風呂ともに全然混んでいませんでした。混むのは仮眠室のようですね。
久しぶりのお風呂、とにかく感動しました。いやあ~まさかこんなところでお風呂にはいれるとは~気に入りすぎで30分以上入ってました。
つくづくお風呂って素晴らしいなと感じました。なんか毎日お風呂に入れる生活って最高なんじゃあないか!当たり前だと思っていたものが実はめちゃくちゃ有難いものだったなあ~と感じました。
これからのフランス生活では湯船に入ることはおそらく数回くらいしかないでしょう。なので最後のお風呂だと思って、よく噛みしめながら入りました。
最高の時間を過ごせた施設を出ると、現在夜中の3時。まだまだ時間はあります。私は地下1階の中で涼しく過ごせそうな場所を見つけ、しばらく横になりました。とはいっても荷物を持った私は完全に寝ることはできないので、ウトウトしては起き、またウトウトを繰り返していました。正直キツかったです笑。
そろそろ5時、静まり返っていた上の階が賑やかになってきました。そろそろ俺も動くか!冬眠あけの熊の如く、寝ぼけた顔のまま地上へ這い上がります。空いている充電スポットを見つけ、しばらくそこで時間をつぶしました。出発の3時間ほど前ですが、アシアナ航空の荷物預けゲートがあったため荷物を預けに行きました。仁川空港では自動荷物預け機があり、セルフで荷物を預けることができました。
スーツケースを2個持っている、少し例外の私は、スタッフに尋ねると1個はセルフで2個目はスタッフのいるカウンターで預けるようにと言われました。カウンターで事情を説明し、e-ticketとパスポートそして超過料金を支払った領収書を見せました。すると紙のチケットを渡され、搭乗ゲートへ向かいました。
〇何故かビジネスクラスに
さあ長らくお待たせしましたが、ここからが本題!
この時、当然紙のチケットには"エコノミー"と表示されていました。
ご存じの通り、搭乗口で、機械にチケットをかざして承認されると無事飛行機に乗れます。
しかし私がチケットをかざしたその時、ブーー!!と音がなります。
何が起こった!?スタッフは私を呼び止め、チケットを何人かと確認します。すると"あなたのチケットは変わりました"と言い、別の紙のチケットを渡してきました。席が変わったのか、そう思って見てみると
BUSINESSって書いてあるじゃありませんか!!!
流石に意味が分からなかったので、とりあえずエコノミー用の通路へ進み、CAさんにチケットを見せると"こちらです"と案内されたのはビジネス席!
状況が呑み込めなかった私は、事情を説明し、私はビジネス席ではなく、エコノミーのはずだよ、と言う旨を伝えました。すると確認してきますねと言われ、しばし待ちました。
にしてもビジネスクラスってすごいなあ~
エコノミーなら左側、右側で2席ずつ、真ん中4席、合計8席の2-4-2の配列ですが、ビジネスクラスでは1-2-1というなんとも贅沢な配列!
やはり格が違うな~と思いました。先ほどのCAさんが戻ってきました。"少しでもビジネスの雰囲気が味わえてよかった、私は元の場所へ戻ろう"そう思っていましたが、
"あなたの席はこちらで間違いありません、ラッキーですね"と言われました。
えっ!!!!ここで良いの!!??
実際に私が座った席がこちらです。
あまりの場違い感に、しばらくソワソワしていました。
ソワソワしたまま5分ほど経つとCAさんが来て、食事メニューについて説明をしてくれました。これがそのメニューです。
どうやら全ての料理にペアリングのワインが付いており、さらにメインを牛肉、チキン、魚から選べるそう!!
なんてこった!これが本当に機内食なのか!?
ていうか、機内食って料理選べるんだ笑、私のイメージする機内食はアルミホイルで包まれた容器に料理が入っており、ゼリーみたいな入れ物に水が入ってる、、、こんな感じです。動揺したまま、チキンを注文しました。
そろそろ離陸するか、、そう思っていた時に飲み物を渡されました。
シャンパンです。嘘だろ、、、
飲んだ感想は、とにかく冷たくて、泡がめちゃくちゃ強かったです。口に入れた瞬間に爆発するくらい泡の勢いがすごかったです。
ていうか、本物のグラスで来るんだ笑。プラスチックでないことに驚愕!!
なんだかだんだん楽しくなってきました。もうこうなったらこの場を全力で楽しもう!
離陸してまもなく、料理がくるため、テーブルのセッティングが行われました。そしてなぜかCAさんもコック帽を被り、白い衣装を身にまとっていました。なんか俺、今、物凄い対応をされている、もう笑うしかありません。
前菜が来ました。
もうこれは貴族の料理ですね。なんてったって生ハムメロンがあるんですから
これってスイカに塩の超上位互換な料理ってことですよね、、、、
もう、塩分を生ハムから摂ろうっている発想が凄い笑。
普段はメロンよりスイカ派ですが、生ハムメロンとともに飲む冷たいシャンパン。感無量としか言いようがありません。
料理はまだまだ続きますが1つ1つ詳しく話すとキリがないので、写真とともに簡単に感想を述べます。
最高の時間でした。地上でもこんな贅沢をしたことないのに、まさか空中でできるとは、、、、
俺って明日あたり死ぬんかな?、、、なんだかこれからの運を全部かき集めて、この場で使い果たそうとしているんではないかと思いました笑。
私にとって長時間のフライトというのはそれほど苦痛ではありません。なぜならどこでも何時間でも寝れる体質だからです。
過去には、朝、寝坊して、ごはんを食べて、眠くなって、気づいたら夕方になって、ちょっと買い物に出かけ、夜ごはんを食べてたら、もう夜遅くなって、それでも夜は寝れて、布団の中で"今日俺は一体なにをしていたんだ"ととんでもなく怠惰な1日を過ごしたことへの後悔とともに爆睡する日が何回もありました。そんな私なので14時間のフライトというのは、むしろたくさん寝ることを正当化できる最高な時間です。とにかく寝て、起きたら映画を見て、また寝る。これを繰り返せば、気づいた時には着いているだろう、というアホみたいに寝倒す作戦で臨んでいました。
しかしあまりにもVIPな対応と広々とした空間。逆に緊張でしばらくは寝れませんでした笑。
そろそろ寝る時間なのか機内が暗くなりました。
私は何故か"インセプション"を見ました。
もちろん面白かったのですが、なんだかこれからのフランス生活への心配が煽られる結果となり、なんだか不安になってきました。
気分を変えるために"すずめの戸締り"を見ました。気分は回復しました。
そろそろ寝るか~とリクライニングのボタンを押すと、まさかの全倒しすることができ、真横になって寝ることができました!」
枕と布団があって、もはやホテルにいる気分でした。私の長い脚(大嘘)を伸ばしても、まだ余裕があるほどスペースがあり、本当に快適に寝れました。
朝ごはん?の時間になりました。料理名はわからないので写真だけ載せます。
贅沢な朝食を終えると、また寝る時間に、なんかもう1週間くらいならここに住めそうって気がしてきました。
朝食を終え、"ウォンカとチョコレート工場の始まり"を見ました。あの甘いマスクで人気だったヒューグラントが気づいたらオジサンになりウンパルンパを演じているのが面白かったです。
こうして私の14時間のフライトはあっという間に終わりました!
正直私は今までもしお金があったとしても自分はエコノミーに乗るだろうと思っていました。だってどれを選んでも、フライトの時間は変わらないし、美味しいものなら機内ではなく、着いた先で食べれば良いと考えていたからです。しかし人生で初めてこんなサービスを受け、快適な時間を過ごせて、その気持ちが少し揺らいできました。
今回は奇跡的な運のおかげで何故かビジネスクラスに乗れましたが、次回、私の実力でビジネスクラスに乗れるのは何年後になるのやら、、、、
先取りしてこんな豪華な体験をできたことに感謝して今回の記事を終えます!
それではまた!