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お手本的な店舗の風水巒頭
近所に、これぞ風水巒頭の成せる業、という場所があります。
それは団地街の一角にある小さな商店街。
およそ50年ほど前にその一角がオープンしました。
しかし、昨今の地域住民の高齢化などからその商店街も廃れてしまい、
現在は数店舗を残すのみとなっていて、
シャッターを閉じた店舗が目立ちます。
しかし、そのさびれている商店街の中で、
50年前のオープン時から存在する店舗が二つあるんです。
ざっくりと図にすると道路と建物がご覧の形。
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この二店舗だけが当初から続いており、他の店舗は軒並み
変わったり無くなったりしています。
図を見ればわかる通り、湾曲した路地のピークにあたる場所に
その二店舗が建っています。
面白いくらいお手本的な風水巒頭の実例と言って良い。
ひとつは喫茶店。(図の下側にある店)
ここは近所の高齢の方たちの寄り合い的な場所になっていて、
常連さん達で持っているのはひと目でわかります。
もうひとつは魚屋さん。(図の上側)
個人経営の典型的な昔ながらの魚屋さん、という風情ですが、
大きなスーパーも近所に出来ているし、至近距離にもスーパーがあったのです。(そのスーパーは数年前に撤退)
そんな環境の中でもずっと潰れずに続いているのは
経営努力+風水の力ではないか、と思えて仕方がありません。
その魚屋を継ぐ人がいない場合は閉店もあるとは思いますが、
とにかく50年、この場所で続いているのはなかなか凄い事ですし、
こういうお手本のような場所が本当にあるんだな、と感心した次第です。