イギリスの樹木葬
NPO法人 大樹の輪の五十嵐です。
お墓の専門家としてお墓さがしのお手伝いを関東周辺で行っております。noteではお墓にまつわる情報を発信しています。
今回は、イギリスの樹木葬についてです。
イギリスの樹木葬の歴史
イギリスの樹木葬(現地では自然葬・緑の埋葬)が始まったのは、1990年代のはじめ頃だと言われてます。
現代的な樹木葬としては世界でもっとも早期かもしれません。
英国の樹木葬はDIYから進化した?
イギリスの樹木葬のスタートには、以前より広がっていたDIY埋葬の潮流があります。
聞き慣れぬ言葉ですが、DIYは、"Do It Yourself" つまり "自分でやる" という意味から日曜大工などを指すことが多いですが、ここでは遺族が自分たちで仕切る埋葬のことであります。
イギリスは、欧米諸国の中では火葬が普及している(70%以上)国ですが、葬儀業者に頼ると、非常に機械的で効率重視の火葬と埋葬作業になってしまいます。
欧米には日本のような火葬後の骨上げ(お骨拾い)や、お墓への納骨などの儀式はなく、火葬場へ遺体を送り出した後は、業者に任せきりになります。
遺族の中には物足りない、愛した人を最後まで見送れないことにやるせない思いを抱く人もいたようです。
一方で、伝統的な土葬方式は、高価で大袈裟な儀式になります。また、埋葬する穴は業者によってあらかじめ掘られていて、埋めるのも業者です。その疎外感と負担を感じた遺族が、自分の手で穴を掘り、埋葬するなど私的な追悼と精神的な癒しを目的に始めたのがDIY埋葬なのです。
イギリスでは、フットパスが埋葬地を通ることもあり、樹木葬はランドスケープの一部になっております。詳細はこちらの記事に記載してます。
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日本では、法律の都合上、イギリスのように土葬することはできませんが、NPO法人 大樹の輪のサニープレイスでは花と緑に囲まれた美しい樹木葬がございます。お花の樹木葬がとても人気です。
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