【タイ日記】2024年11月21日(木)
この日記は個人的な文章力のアップ、描写のスキルアップのために書いてます。文章の筋トレなので、基本的にオチはなく、ただ日常を切り取って描写しているだけです。フィクション、ノンフィクション混ぜてます。
朝の風が心地よく感じるようになり、ようやく乾季になった。ニュースでは10月末には乾季だと言っていたが、先週は何度も雨が降り雨季に逆戻りしたかと思うくらいだった。
アパートを出ると目の前にはブーゲンビリアの花が道路に散らばっている。上を見上げると濃いピンク色の花がたくさん咲いている。風などで落ちるらしく、道路のあちらこちらにピンクが咲いている。初めてこのアパートを訪れた時もブーゲンビリアがとても綺麗だったのを思い出す。
少し歩くと大通りに出るが、朝早くから車やバイクが行き交っている。バイクタクシーの後ろに乗り、風で舞い上がりそうになるスカートを押さえている女性、朝ご飯の入ったビニール袋を手に持ち携帯で話しながらバイクを運転している男性、数名で一緒に登校している子どもたち。いつもの朝の風景だ。
日が少しずつ高くなり、ビルの隙間から光が差し込んでくる。でこぼこの道路の影がさっきよりも濃くなってきた。私は早足で駅まで歩くのだった。