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優柔不断の人が学びたい意思決定の技術ー小さな選択編 学んだまとめ
今回のschooの授業は!
「意思決定」を科学する
優柔不断の人が学びたい意思決定の技術ー小さな選択編
2020年12月20日 日曜日 19:00 ~ 20:00
川越敏司先生
意思決定を科学する
自分の意思決定に自身を持つ
本日は、リスクに対処するための意思決定を学ぶ!
意思決定の分類
大きな意思決定
人生において失敗できない選択
進路・職業選択、結婚相手の選択、住宅の購入etc
期待効用理論
「正しい」意思決定などない
人によって目標=(効用関数)は違う
いかに自分の意思決定に満足しているかが大事
自分で納得の行く意思決定のプロセスに従う
大きな意思決定のための時間を決める
小さな意思決定は、やり過ごしたり、デフォルトで済ませる
あるいは、人に外注する
パスカルの賭け
神がもし本当に存在したら
永遠の命と無限の幸福が約束される
神が存在しなかったら
たかだかこの世の有限の幸福を謳歌する
期待値から期待効用へ
人は賞金額そのものではなく、賞金に対する効用に注目
賞金に対する効用は、限界効用逓減の法則に従う
期待値=客観的数値
期待効用=主観的評価
したがって、意思決定で唯一の「正しい」正解はない
リスク回避性
リスクとは・・・利益や損失が発生する確率があらかじめわかっている状況
リスクに対する態度・・・限界効用逓減→リスク回避
分散投資などはリスク回避で行っている・・・ポートフォリオの選択
パロンドのパラドックス・・・ゲームを組み合わせる事により、勝つことがある
分散投資の効果
多様性(ダイバーシティ)の強みを持っていくこと
一見役に立たない知識を身に着けておくと、突然役に立つ。企業や組織全体のリスクを下げ、プラスに転じることもできる
小さな意思決定理論
普段の意思決定は、人間はみんな限定合理的
大きな意思決定では、合理性を仮定する期待効用理論が重要
しかし、小さな意思決定では、合理的な決定を下すための時間や労力がもったいない
あらかじめ用意された選択肢(デフォルトオプション)を活用することでうまくいく
ゴミ箱理論
1つの意思決定にこだわると、いつまでも結論が出ない(サンクコスト)
悩ましい問題を1度やり過ごし、他の決定をこなしていく
意思決定の外注(アウトソーシング)
脳内会議からオープン会議へ
集合知の有用性
多様性を取り込む
小さな意思決定を外注して、大きな意思決定に備える
対策
市場の内部化
多様な意見・人材を内部に取り込み、風通しの良い組織をつくる
個人の場合、引き出し(信頼できる情報源)を多く持つ
まとめ
期待値ではなく、期待効用で考えよう
リスクに対する態度が行動を決める
分散投資の考え方を活用し、多様性の強みを生かそう
小さな意思決定ではデフォルトを活用して、大きな意思決定のための時間を生み出そう
意思決定を外注するのも一手