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【リチャード・カールソン著】小さいことにくよくよするな! 【読書感想文】
完璧を目指さない
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完璧を目指さずに今に満足する
人生においてもっともっととつねに今よりもいいものを求めて
ばかりいると、人間は間違いなく辛いものになっていきます
上を目指すことはいいことです。ただ上を目指しながらも現状に満足することも重要です。
今の自分はダメで、もっとこうじゃないといけない!と思いこんでいる人が多すぎます。
なにごとに対しても"満足する"という意識を持つことで、精神的に豊かになり
幸せな気持ちで生きていける
何気ない日常の中にささやかな幸せがたくさんあるはずです。
余命の少ないがん患者は「普通に戻りたい」と強く思うそうです。
今ここに集中する
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人がクヨクヨしているときというのはだいたい、過去や未来のことを考えていることが多いです。
特に未来です。
未来はどうなっているかなんて誰にもわかりません。
そして次々にことを考え頭に浮かんで、動けなくなってしまいます。
だから、未来のことでクヨクヨと悩みたくなえれば今日、今日のことを考えることです。
今日できることはいますぐやるべきです。
そうすれば悩まずに済みます。
今日、今日だけを充実させるために行動すべきです。
人生は不公平が当たり前
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「人生は公平であるべきだ」という思い違いにハマると
クヨクヨ悩み始めたり、人と傷をなめあって
愚痴を言い合ったり、自分や他人をあわれむようになります。
自分がいかについていないか嘆いても
気分がさらに落ち込むだけです。
「人は不公平だ」という事実を真正面から受け止めて
なんとか自分の持っているものを最大限活かして挑戦してみることです。
全てのものはいつか壊れる
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この世のものは全てつねに変化していて、とどまるものは1つもない。
これを仏教では「諸行無常」といいます。
これは仏教の考えの根本です。
健康が常にある
愛情が常にあると
考えるとそれが壊れたときに苦しみを生む。
「全てのものはいつかは壊れる」ことを心に留めておきましょう。
もしそうなってもぎょっとする代わりに
今までの楽しい時間を共有できたことに感謝できるようになります。
人のせいにするのをやめる
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なにかが期待どおりにいかないとき
ついつい誰かのせいにしてしまうことはないでしょうか?
人のせいにする習慣に染まると
自分の怒り欲求不満、落ち込みやストレス
不幸が全て人のせいだと思えるようになります。
そうやって人の行動に左右されていると考えるようになってしまうと
どんどん無気力になってしまいます。
人のせいにするとき、人は行動せずに
ただ口から文句を言っていることが多いです。
自分のせいにすると
そのエネルギーを文句ではなく行動に使うことができます。
そうすると少しずつ人生は自分で変えられると思えるようになって
クヨクヨ悩む時間は減っていきます。
早起きをして自分の時間を作る
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人間はどれだけ忙しくても
毎日自分の時間を取らないと不満を感じる生き物です。
つまり、どれだけ忙しくても自分の時間だけはしっかりと
確保する必要があります。
そこで夜更かしをして体調を悪くするのではなく
早起きをして朝に自分の時間をたっぷりと取ることがいいのです。
期待を捨てる
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最高を期待すれば必ずそこには
「なんだこんなもんかよ!」
「こんなはずじゃなかった」
「使えねぇ」という失望感が生まれます。
そもそも人生というのは
なかなか私たちの期待どおりにはいかないものです。
期待をする代わりに最悪を想定する練習をします。
小さなことにも喜びを感じられる。
最悪のデートを想定すれば、普通のデートにも満足できるようになれます。
最悪を想定してれば
「思っていたよりも面白かった、美味しかった、楽しかった」と思えるようになります。
植物をかわいがる
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心の充足に欠かせないことの一つに
無償の愛を学ぶことが大事と言われています。
実際、愛情にあふれている人はクヨクヨしづらいいからです。
植物なら、ウンチもしないし、愚痴も言わない。
おまけに吠えない。無条件で愛情をそそぐことができます。
植物は愛でるのにとてもいい対象です。
愛情を注ぐ対象を持てばクヨクヨ悩むことも減ります。
自分の内なる声を聴く
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感情は私たちの人生をナビゲートする
羅針盤みたいなものです。
だから辛かったり、不愉快だったり、まさに過剰が揺さぶられるときは自分の本来生きたい
と思っている人生から大きくハズレて羅針盤がぐるぐる回っている状態です。
私たちがなにをどう感じるかは人それぞれです。
大事なのは自分がなにを不愉快に感じて、なににワクワクするのかを知り
その直感に従ってみることです。
直感を無視して不快なことに耐え続けても
結果的に病気をしたり、身体やメンタルを壊したり
クヨクヨ悩んだり、頑張ったにも関わらず
全く結果の出ない辛い人生になりがちです。
だから、直感に従う勇気を持つことです。
相手の話を最後まで聞く
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人間関係でクヨクヨ悩まないためには
とにかく相手の話に耳を傾けることが大事です。
会話はキャッチボールです。
相手がまだ話をしているのをさえぎって自分の話をするのは
相手のボールを奪ってリフティングを始めるものです。
人は自分の話に耳を傾けてくれない人の
意見には耳を傾けてくれません。
だから最後までに話を聞くことです。