
【島田雄左著】人生で損しないお金の授業【読書感想文】
この本は「借金生活から抜け出す方法」を教えてくれます。
借金は誰にとっても身近な問題

日本では120万人以上が借金まみれで苦しんでいます。
だいたい100人に1人が借金まみれの多重債務者状態です。
借金の原因は、収入が下がったり、職を失ったり生活費が足りなくなってしまうケースが多いわけです。
今は安定した収入があって収入に困っていなくても
いつ病気やケガで働けなくなって借金をしてしまうのかはわかりません。
借金は誰にとっても身近な問題ですし
誰も「自分には関係がない」と切り捨てることはできません。
何に使ったか覚えていないのは危険

借金まみれになる人の共通点があります
それは「何にいくら使ったか覚えてない」です。
何にいくらお金を使ったのか覚えていないばかりに
知らず知らずのうちに出費がかさんでしまい、きづいたら借金まみれになってしまっている人が多いわけです。
無駄な支出を減らし、借金を増やさないための第一歩は
「何にいくらお金を使ったのか把握すること」です。
任意整理で利息を軽くしてもらう

借金問題の解決手段は5つあります。
任意整理
自己破産
個人再生
過払い金返還請求
時効援用
今は「借金まみれになったら専門家と相談しながら、この5つの解決手段の中から
自分にあった方法を選ぶ」というくらいの理解でいいわけです。
任意整理
任意整理とは、お金を借りている業者と直接交渉して利息を軽くしてもらう方法です。
任意整理は個別に業者と交渉することになるから、裁判所が関わることはありません。
裁判所を通して借金を減らす

自己破産
自己破産とは「借金を返せる見込みがない」と裁判所から判断されれば、借金が全て免除される制度です。
個人再生
個人再生とは「裁判所から【借金を返せる見込みがない】と判断されるほか、住宅ローン以外の借金が
5000万円以下であることや安定した収入があるといった条件を満たす必要があります。
これは、マイホームだけは残したいという人にはありがたい制度です。
長期の借金を減らす

過払い金返還請求
2010年よりも前に消費者金融などで借金をした人は、払いすぎたお金がもどってくるかもしれない」制度です。
過払い金の請求には完済から10年間という時効があるから、過払い金に心当たりがる人はできるだけ早めに専門家に相談してください。
時効援用
これは「5年間にわたって返済をしておらず、業者からの催促もなかった場合は借金が消滅するという制度」です。
この制度が適用されるためには、借りている側が「時効を援用します」とl業者に内容証明で通知する必要があります。
2・6・2の法則で貯金を増やす

給料をもらったら、そのうち2割を貯蓄に、6割を生活費に、2割を自己投資に回します。
最初は厳しければ、貯蓄を1割でスタートでも構いません。
最終的には徐々に貯蓄を増やし「2・6・2の法則」を目指すことが大切です。
ストレスなく貯金の額を増やすコツは2つあります。
まずは給料が出たら先取り貯金をすることです。
口座は4つで管理する

生活費の口座
貯蓄ののための口座
突発的な支出に備えるための口座
投資のための口座
家計簿と財産の一覧表を作る

財産の一覧表というのは
「資産」と「負債」をあらわした「貸借対照表」
「収入」と「支出」をあらわした「損益計算書」
の2つです。
貸借対照表は「家計の健康診断書」
損益計算書は「家計簿のまとめ」
くらいに思っておいてください。