スタバで勉強していた。
上から俺の小指(の先からつけ根)サイズのアブが落ちてきてクソビビり侍。
けど疲れているのか俺のノートの上で休憩をし始めた。
動き回られるよりはマシだった。
全く動かないので俺も休憩してアブの観察を始めた。
眼をよく見ると虫独特の複眼(たくさん目が集まって1つの眼に見えている)を持っていたり、すべすべしている質感だったり、ハエと近いのか、前脚をスリスリしたり前足で手探りするように微動していた。意外と口は蚊と同じように尖った嘴で食べ物を探しているようにうずうず動いていた。
10分くらいしてまたどっかに飛んでった。
勉強を続けているとだいたい2時間くらいたってまた俺の隣の席に帰ってきた。
アブが2回目来る前にその隣の、俺と逆側の席におばさんが座っていた。
おばさんはもちろん飛んできたアブに大慌てして店員さんにアブどないかしてくれ、と頼んだ。
その店員さんは女性店員さんだったのでさすがにアブを捕まえるのは無理で、男の店員を呼んでくると言い、連れてきた。
男の店員は大きめの紙でアブを捕まえグッと拳の中に握った。