桜の季節

 こんばんは。本当に酒を飲むと毎回筆を執る男です。俺がnoteを書くときは酒を飲んでいて、酒を飲んでいるとき俺はnoteを書きます。なんで酒を飲むときに筆を執るのかと云うと、酒を飲んでいることで、文法のはちゃめちゃさ、語彙の欠如に言い訳をできるからです。僕はそんなに学も無い怠惰学生ですので。

 もう春ですね。春の、あの土の臭いにおいがとても大好きです。田舎に住んでいる人ならわかるあのにおいです。あのにおいはなんなんでしょうか。わかる方コメントで教えてください。

 最近フジファブリックの「桜の季節」をよく聴いているんです。フジファブリックには四季盤があって、春夏秋冬すべてにシングルが出されていて、どの季節にも飽きることが無いんです。最近までは「銀河」聴いてました。(どうでもいいのですが、銀河って馬の走るような音が頭に連想されます。ぜひ聴いてみてください。)四季盤の冬ですね。
 まあそんな感じで、「桜の季節」聴いてるんですよ。いい歌詞があるんで見ていってくださいよ。

作り話に花を咲かせ

フジファブリック「桜の季節」歌詞より

 この歌詞がまあ好きでして。僕は好きな人がいるとなんとかして面白いと思って欲しくて、作り話を作っては話して。でもやっぱり作り話ではあって。毎回ちょっとむなしくはなるんだけど、笑って欲しくて作り話をしてしまうんです。作り話に花を咲かせたことがあるような人だけがこんな歌詞を書くことができると勝手に踏んでるんです。らむしにもこんな心情があったんじゃないかと思うと、なんだか自分のこの作り話をしてでも楽しませようとしている自分も肯定されたような気がするんです。

坂の下 手を振り 別れを告げる 
車は消えて行く
そして追いかけていく 
あきらめ立ち尽くす 
心に決めたよ

フジファブリック「桜の季節」歌詞より

 ここ叙景性、背伸びのしていない感じの表現がとても好きなんです。眼前にありありと浮かんでくる景色はみんな思い浮かべることができるけど、これを最初に、文字にするのはどれだけ難しいのだろう。
 坂の下で手を振る。君は車に乗って消えて行く。ちょっと追いかけて行った。君に言いたいことが本当はまだあったから。でも追いつけるわけもなくて、あきらめてぼうっとして、でももう君とはさよならすることを決心する。
 こんな感じの解釈です。インタビューでは山梨出身のらむしは、春は出会いの季節というよりは上京する友達がいたり、地元に残る友達がいたりしてみんながバラバラになる別れの季節だと語っています。そんな別れの情景が浮かんでくる歌です。みなさんもぜひ聴いてみてください。

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