メンタルダウン時の賢い休み方

今回はメンタルダウン時の賢い休み方を教えます。

休み方としては、①休職制度の活用と②有給休暇の取得のいずれかの2点があります。

①休職制度の活用


休職制度は、従業員が病気や怪我、育児、介護などの理由で一定期間仕事を休むことができる制度です。日本の労働法では、休職に関する明確な規定はありませんが、多くの企業では就業規則や労働協約で休職制度を設けています。

休職期間

休職期間は、企業によって異なりますが、一般的には数ヶ月から数年程度です。また、休職理由や従業員の勤続年数などによっても期間が異なる場合があります。

休職中の待遇

休職中の給与や社会保険の取り扱いについても、企業によって異なります。一般的には、休職期間中は給与が支払われないことが多いですが、一部の企業では給与の一部が支払われる場合や、社会保険料の支払いが免除される場合があります。

休職制度を利用する際の注意点

・休職制度の利用条件や期間、休職中の待遇については、事前に企業の就業規則や労働協約をよく確認しましょう。
・休職を希望する場合は、事前に会社に相談し、必要な手続きを行いましょう。
・復職時は、診断書で復職OKでも会社の産業医の承諾がないと、復帰させない企業がありますので、注意しましょう。


②有給休暇の取得

有給休暇とは、労働基準法で定められた労働者の権利で、心身の疲労回復やゆとりある生活を送るために与えられる休暇です。

有給休暇の取得条件

・雇入れ日から6ヶ月間継続して勤務していること
・その間の出勤率が8割以上であること

有給休暇の付与日数

勤続年数    付与日数
6ヶ月         10日
1年6ヶ月      11日
2年6ヶ月         12日
3年6ヶ月         14日
4年6ヶ月         16日
5年6ヶ月         18日
6年6ヶ月以上  20日

有給休暇の取得方法

・労働者は、会社に対して有給休暇の取得を請求することができます。
・会社は、原則として労働者の請求を拒否することはできません。
ただし、事業の正常な運営を妨げる場合には、会社は取得時期を変更する権利(時季変更権)があります。

あとがき

メンタルダウン時は休職制度の活用もしくは有給休暇の取得の2点があります。ご自身の体調や会社と相談しながら決めましょう。


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