落語風:『小劇場』は『タバコ』と一緒
著・戸松大河
(一礼)
今日はバカバカしいお話を一席
よろしくお願いいたします
最近よく思うんです
『小劇場』は『タバコ』と一緒。
僕にとって小劇場はタバコです
むちゃくちゃ大好きで
隙あらば
吸いたいし
旨いし
友達と仲間と一緒に吸いたいものです
しかし
一部の方から煙たがられたり
控えなさいと言れたり
『いやいいや、また機会あったら』
と言われます
今日この頃によってはコロナにより
より一層の分煙化となっています
それもわかる!
そして
上記の貴重な意見は
業界側にとっても
運営側にとっても
同様なのです
理由をあげたらきりがないのだか
大きく言えば
経済的に、健康的でないからです
役者にとって
めちゃめちゃ間が持つし楽しいし
勉強になります
大好きな共演者たちと吸う小劇場は格別
一方
変な膿が溜まったり、変な癖がついたり、
長時間拘束されたり、
板挟みされたり
細かい作業や理不尽や
めんどくさい事もある
やり過ぎることによって
いざ映像の仕事や他の仕事にいくと
違うななどと言われ、煙たがられるのだ
器用な天才ならば問題ないが
不器用な凡才だと苦労することもあると感じる
リスクはたくさんあって悪循環が生まれる
血の巡りが悪くなるのです
そして、
依存してしまう
更には
家族友人をX層
ファンをY層
とした時、
少なからず観て欲しいと願う
興味のない全く知らないZ層という御客様は来ない
なぜなら劇場に足を運ぼうと思わないからだ
タバコが嫌いな人はタバコ吸いに来ない
いつか爆発的に有名になりたかったり
大多数にウケて
売れたいのであれば
いつか
辞めなきゃいけない気がする
タバコと言う名の小劇場
世間で爆発的に売れて
小劇場で爆発的に今も活動している俳優さんは誰だ?
…
…
…
辞めた方が健全であるかもしれない…
善きサイクルになるのは間違いない…
けど、
そう簡単に辞められないのだ
なぜなら
楽しいから
ロマンの塊だから
仲間がいるから
辞められない面白さがあるし
自身の芸術を爆発させられるから
演っちまうんです
吸っちまうんです
それだけ嗜好品としての魅力に溢れているから
タールとニコチンも低いやつからドぎついやつまで
銘柄も沢山ある
だから
わくわくするのだ
僕からすると
ホントにお洒落なシガーバーに行く感覚
今日はどれを吸えるのだろう
この空間で
だからこそ、
時々共感できる仲間と一緒に
あの人のコレを吸おといって
吸いに行くとキマッって楽しいし旨い
ただただ、賛否両論
DVDでいいやん
映画の方が安いやん
配信でいいやん
映像の方が遊べるし迫力もあるし
見放題やし
舞台たけーし
わかる!
そして
この時代コロナウィルスの影響により観劇は減少
分煙され喫煙者が減るように観る人も減っています
僕は
‥
いつ禁演するのだろう
それにしても
禁煙したい…
♻️
おあとがよろしいようで
(一礼)
戸松大河