『研究の力を、人類の力に。』に取り組むスタートアップでの6年の中で、個人的な転換点5つ。
2022年9月1日に「株式会社POL」から「株式会社LabBase」への社名変更と新Purpose「研究の力を、人類の力に。」の発表がありました。 今回の発表をきっかけに少しでも「研究」について知ってもらえたらと思い、9月1日から1ヶ月間 #研究アドベントカレンダー を実施していきます。 この記事は、18日目の記事で、前日の記事は @kai_endo の「あなたはどの言葉が好きですか?研究者の名言をご紹介します!」でした。
はじめまして!LabBaseの松崎太河と申します。代表の加茂とは学生時代からの友人で、大学3年生の時に創業期のLabBase(当時POL社)に参画し、6年間がたちました。その間LabBase就職事業の立ち上げから、現在は新規事業の立ち上げと、様々な取り組みをしてきました。
この投稿では、LabBase社での取り組みの中で、個人的な転換点となった5つのエピソードについて書こうと思います。『研究の力を、人類の力に。』という新Purposeとともに、LabBase社は「こういった過去、文化がある会社なんだ」、「こういったステークホルダーの方々に支えられている会社なんだ」というのが少しでも伝われば嬉しいなと思います。
①とにかく毎日理系学生に会いまくったこと。月100人とか会った。その結果憑依するようになった。
私にとって一番初めの仕事が、学生にとにかく会うことでした。そこで毎回ヒアリングをする。多いときは1日十数人とかお会いしました。そこで彼らの優秀さや取り組んでいることの面白さ、それと同時にあまり未来やキャリアについては考える機会が乏しく得られにくいことなどを強く実感しました。彼らが、未来にワクワクして活躍の機会をどんどん得られる社会を作っていくことが日本ひいては世界にとって絶対に必要になると強く思うようになりました。またプロダクトづくりでも、ユーザーに憑依をして何をするにしてもユーザー目線で答えることができるようになっていったという、とても大事な経験でした。今でも現場現物現実を大事にする原体験となっています。
②想いに共感してくれた仲間が全国で集まったとき。大変な登録活動の裏で、これで世界は変わっていくと思った。
『LabBase就職』のサービスを始める際、最初はなんの実績も無いサービスでした。その中だったので、最初はとにかく理系学生一人一人にお会いして登録をしていってもらいました。
日本中に広めるために、全国にリモートでインターン生組織を構築し、毎日全員で必死に集客をしていました。正直今思い起こしても大変な仕事でした。
大変なことをさせてしまって申し訳ないという感情もあったのですが、全国合宿というイベントで集結した際に、メンバーから口々に『ユーザーさんの人生が変わることに貢献ができて嬉しい』『自分自身もその過程で成長が出来ている』という言葉が出てきたとき、
こうやって世の中が変わっていくのだということをすごく実感し、当時号泣しました。
それは今でも変わらず自分を支える原動力の一つになっています。
③投資家集会で理系学生のデータベースが宝なのに、それを毎日見ているか?と問われたとき。毎日それに向き合いきれていなかったことが本当に悔しかった。
我々は毎四半期、投資家の方々を集めて投資家集会というものを開催しています。
そこである投資家の方に、『本当に毎日理系学生のデータベースを見ているか?それがダイヤモンドの原石なのに。向き合いきれている気がしない。』という言葉をいただきました。
その時までも毎日必死に仕事をしているつもりだったのに、その言葉に本気で言葉を返せない自分が死ぬほど悔しかったです。
そこから会社全体の体制を変えて、理系学生のサクセス、採用企業のサクセスに向き合う部隊に会社全体の大多数を集めて、本気で毎日データベースを見て顧客に向き合うことを実行しました。
価値に向き合うことと、顧客の成功に向き合うことがどれだけ大切なことなのかをその時に強く実感し、今のLabBase社としての強さの源でもあると思っています。
④社員が増えて、多様な価値観に触れたこと。単一的だった自分から、複合的なものを認める自分に変化をしていくことが求められた。
社員が10名頃から40名程度まで増加した時に、Slackのグループで、今のままではいけないという課題提起がたくさん投稿される日がありました。
それまでは自分自身、『これが正しい』という強い考えがあり、それを他のメンバーにも意識的にも無意識的にも求めているところがありました。それが多様なバックグランドを持つメンバーと仕事をする中で、力を発揮しにくい状況を生み出してしまっていました。
そこからは自分自身単一的なところから、様々なことを取り入れていくように変化をしていきました。変化をしていくこと自体の重要性をすごく実感する機会となりました。
まだまだなのですが、これからもどんどん新しいものを取り入れて変化をし続けていきたいなと思っています。
⑤新規事業を立ち上げるために、どうやって世界を変えていくのか?を自問自答しまくったこと。
LabBase就職の事業責任者をしていたところから、さらなる価値を作っていく必要があると思い、自ら手をあげて、新規事業を立ち上げていくことを決意しました。
ただ最初は何をやるのか?というところから決めなければならず、それがすぐに見つかるわけでもなかったです。本当に初期のころは先が見えないトンネルの中をずっと歩いているようでした。
自分が何をするのか?何を使命とするのか?ということにひたすら向き合い、それを元に顧客インタビューなどを通して事業を仮説検証を行いながらブラッシュアップするということをひたすら繰り返していっています。
これからも『研究の力を、人類の力に。』という新Purposeの元、使命を自問自答しつづけていきたいと思います。
以上が、この6年間の個人的な転換点5つでした。
改めて振り返ってみると、この6年間は、メンバーの皆、ユーザー・企業の方々、投資家や支援者の方々など、本当にたくさんのステークホルダーに支えていただいて、ここまで歩んで来れたのだなと思います。言い方を変えると周りの力を借りないと、自分だけでは何も出来ないことを実感する日々でもありました。
ただその中でもがんばれてこれたのは、顧客の価値を実現して、世の中を変えていくこと。それを仲間・ステークホルダーとともに共有して成長していくことが本当に楽しくやりがいがあるからだと思います。それがLabBase社が世の中に存在する理由だとも感じます。
『研究の力を、人類の力に。』
一緒にPurposeを追い求めていく方々と、
お仕事できるのを楽しみにしております!
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10月5日ミートアップを開催します!
本記事にも登場した代表加茂が登壇します。
少しでもご興味をお持ちの方は、ぜひお気軽にご参加ください。
ミートアップに参加できない場合でも、事業のことを詳しく聞きたい、メンバーと話してみたい、という方がいらっしゃれば、お気兼ねなくお声がけください!