思考法図鑑を買ったので、思考法の紹介
そもそも思考法とは何なのか、
思考法とは問題解決を目的として結論を導き出すために、考え方の筋道や方法を体系化したものです。
何を考えるべきなのか、考えていることの意味は何なのか、形にするにはどうすれば良いのか、といった視点を行き来するという流れで問題を解決します。
論理的思考
論理的に考えるとは、根拠と結論の繋がりを明確にし、客観的かつ合理的に考えるための思考法です。
論理的思考では、論点を決める→情報を集める→推論する→論理を構造化するという流れで思考します。
集めた情報をもとに推論する際には、他の思考法を使います。代表的な思考法は演繹的思考、帰納的思考、アブダクションです。
演繹的思考(一般論の具体化)
演繹的思考とは、大前提をもとに結論を導く思考法です。演繹的思考では大前提を把握する→小前提を把握する→結論を導くという流れで思考します。
りんごは落下するのか?という論点で演繹的思考を展開するとこんな感じになります。
りんごは落下するか?(論点)
物体は全て落下する(大前提) ← ルール、セオリー、理論など
りんごは物体である(小前提) ← 具体的な情報
りんごは落下する(結論) ← 大前提をもとに導き出した結論
帰納的思考法(具体からの抽象化)
帰納的思考とは、いくつかの具体的な物事から共通点を見つけ出し、普遍的な一般論を結論として導き出す思考法です。帰納的思考ではサンプルを集める→般化して結論を導くという流れで思考します。
帰納的思考法は統計的な考え方であるため、集めた情報の数が多いほど、導き出される結論の妥当性は高くなります。
先ほどと同様、りんごは落下するのか?という論点で帰納的思考を展開するとこんな感じになります。
りんごが落下した (部分的な事象)
梨もみかんも桃も落下する (サンプル1)
ペンも消しゴムも質量を持つものは落下する (サンプル2)
全ての物体は落下する (具体から抽象化した結論)
アブダクション
ある事実が起きた理由を説明できる仮説を考えるという思考法です。アブダクションでは驚くべき事実に出会う→驚くべき事実を説明できる理論や一般論を考える→検証して確かめるという流れで思考します。
またまた、りんごは落下するのか?という論点でアブダクションを展開するとこんな感じになります。
りんごが落下した (部分的な事象)
質量を持っているものは落下するのではないか? (部分的な事象からの一般論、仮説)
全ての物体が落下した。(仮説の検証)
全ての物体には引き合う力が働いているのではないか?(仮説の理由の仮説)→再び検証する
それぞれの思考法は、仮説の創出をアブダクション、具体化を演繹、検証を昨日で行い、論理を強化するという使い分けをします。
というわけで
論理的思考とは何なのか?というところから、論理的思考をする上での思考法を見てきました。
論理的思考では主にアブダクション、演繹、帰納を繰り返すことで論理を強化していくということが分かったので、次にアブダクションを強化するには、演繹、機能を強化するコツを考えていけるようになりました。
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