茨の道より楽な道
この前サークルの先輩の引退パーティーがあった。
パーティー終盤、先輩が1人一言を残していく時間があった。イロイロいい言葉を残していったが、特に印象に残った言葉があった。それは
楽な道とキツイ道の2つを選べるとき、キツイ道を選びなさい。
見たこと、聞いたことある言葉だろう。これは岡本太郎の言葉だ。
あえて困難な道を選ぶと苦労するのは間違いない。ただ苦労を超えたとき、手元には努力や結果、経験など楽していては得ることのなかったものがたくさん手に入る。だからあえて困難な道を選べということだ。
初めはキツく立ち上がりは遅いかもしれない。ただみんなとは異なる道であるために当然異なる結果が得られる。逆張り的な考え方であるから外すこともあるだろう。期待通りでないこともあるだろう。ただ結果が出始めると、楽な道よりも大きなものが得られるだろう。
このように考えると困難な道を選ぶ価値はある。
だが楽な道こそ、本来選ぶべきではと私は思う。正確には選ぶというより探すべきだ。
同じ結果が得られる場合において、楽な道と困難な道のどちらかを選べとなったらあなたはどちらを選ぶ。
私は絶対楽な道だ。労力少なく時間も節約できるならそれの方がいい。体力や時間が残っている状態なら新しい何かを始められるだろう。
結果が同じであったり、将来のリターンが変化しない事柄であるほど、楽を追求すべきだ。
余裕のない人間に新しいこと、楽しいことは思いつかない。
この言葉は納得できるのではないだろうか。いつも予定が埋まっている人に新しいことをやる余裕はない。やらないといけないことで1日は終わる。
この余裕を生み出すためにも、やみくもに困難へ突き進んではいけない。価値ある困難をしっかり見定めなくてはいけない。
結果が変わらないならなおさらだ。楽できる方法をとことん追求する方が充実度は増していくだろう。
楽するにも困難に進むにもまずは頭の中で物事の価値を考えることが第一歩だ。楽すべきところで無理にもがく必要は一切ない。価値ある困難は積極的に取り組んでいかなければならない。
ただ困難に立ち向かうのでなく、少し考えてから行動だ。