「消えた『せんとくん』と生き残る『くまモン』の違い、熊本県は何を仕掛けたか?」2022/7/20 ビジネス+IT
【記事の要約】
2010年頃から全国で「ゆるキャラ」ブームが到来したが、今もなお地元に経済効果をもたらし続けているゆるキャラは、熊本県の「くまモン」だけだ。くまモンの成功要因は3つ存在する。1つ目は、初期段階で通常のゆるキャラの約4倍の宣伝費を投下したこと。2つ目は、「初めて」「唯一」「トップセールス」の要素にこだわり、話題作りをしたこと。3つ目は、商品ライセンスを無料化したことである。これらの要因により、日本を代表するキャラクターとなった。
【私の考え】
くまモンは、2010年に誕生し、最初は冷ややかな反応だった。しかし、通常の4倍の8,000万円の広告費を投下し、徹底したブランディングを行ったことで、今では、くまモン関連商品の累計売上は1兆1,341億円である。くまモンは、全国で熊本県をPRする広告塔ような存在になっていると考える。一方で、熊本県を知ってもらうだけで留まるのではなく、熊本県に実際に来てもらうような仕組みづくりを更に行っていくことで、熊本県の活性化に繋がると考えた。