ストーブリーグで読売巨人軍ちゃんに期待したいこと
シーズンが終了して1ヶ月が経ちました。結果はご存知の通り2年連続Bクラスとなる4位に終わり一足先にオフシーズンに突入しています。
今シーズンもやはりと言うかなんと言うか。4位に終わったので当然ではありますがストレスの溜まるシーズンだったなぁと感じます。
体感ですが本当に5割勝ったっけ?と思ってしまうほど勝って負けて負けてを繰り返してたような記憶があります。
とはいえルーキーが活躍したり二軍三軍でも若手が着実に力を付けており少なくとも上に戦力無し下に希望無しの最悪の状態は脱したと言えるでしょう。
近い未来、何人が活躍出来るかは定かではありませんが未来はそう暗くないのではと希望を持つことは出来ます。
ここまでの読売巨人軍
さて、そんな読売ですがドラフトでは1位で中央大学の西舘勇陽を競合の末見事引き当てました。その後の指名は社会人を4人指名。
そのうちドラフト2位の森田は今年が社会人5年目のオールドルーキーと再建ではなく"来年勝ちに行く"というスタンスを明確に表した指名でした。
個人的にはチームが2年連続Bクラスに終わり契約の面でも坂本勇人、丸佳浩、小林誠司との長期契約が終了し中田翔のオプトアウトがほぼ確実となった中、再建に回るなら今が一番いい時だと感じてたので何だかなぁと言った感じではあります。
とはいえ来年勝ちに行くと言うならフロントはそれを行動で示す必要があります。去年オフの長野久義、松田宣浩のようなメンター兼デプス要員を集めるのは勝ちに行く姿勢とはとても思えません。
補強ポイントとその候補
まずこれに関してはあくまで個人の意見だということを留意していただきたいです。
私が考える補強ポイントとしては、
リリーフ(右左問わず)
第2捕手
CF、2B
先発投手
出塁率の高い打者
レギュラークラスのUT選手
になってくると考えています。
今季のブルペン防御率は3.83。2011年や2012年ほどの打低環境ではないものの、かなりの打低環境だった今年を考えると本当に酷い。
1位の阪神が2.39なので差は顕著。中川、船迫以外がとにかく信頼できず胃を痛めながら試合を眺めていたのは私だけではないでしょう。
現状のリリーフ陣の特徴として、とにかく球が遅い(145km/h近辺がデフォ)上にストライクが入らない投手が蔓延っています。終わってんな。
また臨時クローザーを務めた中川皓太を除くと「とりあえずこいつに任せておけば大丈夫だ😆😆😆」と言える投手が皆無であり高梨や菊地がビハインド展開でも投げる有様。その上その2人のうち、菊地はまだしも高梨は1年通して安定感に欠けていました。
とにかく速球でその場を制圧できるリリーフ、雑に使い倒せるタフなリリーフを加えたいわけです。それに関しては左右を問いません。
速球派となると平内龍太、堀田賢慎はその候補と言えるでしょう。堀田は2年前のフェニックスで記録した155km/hからの向上が無いのが気がかりではありますが。
平内はスプリット、堀田はチェンジアップとスライダーPだらけの読売では珍しい落ち球使いなのも推す理由にはなります。
というかこの2人に関してはやってもらわないと困る。Elvis Luciano、Eury Ramosと速球派の外国人を育成で獲得してるので尚更。
リリーフ補強候補
左で球も速くて奪三振率11.30と、とにかく制圧力のある松井裕樹が市場の目玉ですが彼は確実にMLB移籍なので候補から泣く泣く外します。今年FAとなるリリーフならロベルト・オスーナがリリーフ市場ではNo.1の立ち位置でしょう。
4年40億とリリーフとは思えない契約を提示しているとの報道もある一方、オスーナが退団を希望しているとの報道もあります。
それらが信用できるのかどうかは定かでないにしろ今季49回を投げ防御率0.92 WHIP0.69と圧倒的な成績を残したオスーナの獲得には動かなければならないでしょう。
耐久面では西武の平井克典も魅力的。2019年に81試合に登板したことで話題になりましたが今季は54試合に登板して防御率2.55と好成績を残しました。ただ奪三振率が4.92。去年も5.33と年々下がっているのは懸念点。
ただ耐久面に加え読売が大好きなサイドハンドPなのでFA宣言の際は動向に注目したいところ。
個人的な感情を抜きにするなら田口麗斗も候補に上がるでしょうか。
昨季オフにスコット・マクガフがARIに移籍したことによりクローザー起用となりましたが50試合48.1イニングで防御率1.86 奪三振率10.24を記録。
セーブ失敗の場面も目立ちましたが33Sは阪神・岩崎優に次いでセ・リーグ2位と好成績を残しました。
FAとなれば間違いなく市場でも人気を集めるでしょう。デビューが早かったことから来季が29歳と若い面も強み。
ただ球速で制圧するタイプでないことや読売に蔓延るスライダーPという点は懸念点か。とはいえ投手にとっては地獄のような環境である神宮球場で数年に渡り結果を残してる点は信頼に値するでしょう。
またオリックスの本田仁海もトレード等で狙って欲しい選手です。今季は28試合32.2イニングで防御率6.34。二軍でも5.68と1年を通して苦しみましたが奪三振率9.37はキャリアハイ。
そして何と言っても来季25歳という若さが1番の魅力と言えるでしょう。あとイケメンオリックスがトレードに応じるかは微妙ですが最悪ダブついてる外野からアダム・ウォーカーを出すのもありです。中田翔が移籍して人的補償で取れるのが1番ダメージ少なくて済むけどな😉👍
第2捕手
これに関しては明確な穴になっています。今季は大城卓三が自身初の規定打席に到達し打率.281 16本塁打OPS.787と好成績。
守備も去年よりかは若干落ちたものの相変わらずエリートであり捕手というプレミアムなポジションでこのレベルの選手を抱えることが出来ているのは読売の強みと言えるでしょう。
ただ大城以降の捕手が全くと言っていいほど存在しないのが現状。この辺は山瀬慎之助に期待したいところ。フェニックス・リーグでも結果を残したので次は侍JAPANとの壮行試合でアピールして欲しいですね。
今年FAとなる捕手で獲得して欲しいのは若月健矢でしょうか。元々守備の評価が高かった捕手ですが、ここ数年は打撃でも結果を残しています。
今季は318打席で打率.255 6本塁打 OPS.669と捕手としては十分に打てる部類に入るでしょう。
大城卓三さんと若月健矢さんの二枚看板で来シーズンの捕手陣は磐石だなガハハハ!!
……………………………ん?
うるせ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!
知らね〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!
𝐹𝐼𝑁𝐴𝐿 𝐹𝐴𝑁𝑇
𝐴𝑆𝑌
CF、2B
今季、開幕から不透明だったCFには終身名誉シュガーランド戦士ルイス・ブリンソンを多く起用。意外に思われるかもしれませんがブリンソンの守備指標は優秀であり来年以降打撃で適応するのならブリンソンが正解になります。
しかし残留は不透明とのことで、とりあえず今回はブリンソン以外に候補を探します。
しかしCFに入れる選手というのは少なく市場の中なら西川龍馬がギリギリ何とかなるかなと言ったレベルですが故障離脱が少なくない点やLF指標が優秀で動かしたくないのが懸念点。
日本人がダメとなると今オフも外国人から探すことになります。
もちろん浅野将吾や萩尾匡也、岡田悠希に期待したいですが若手の成長ほど不確実なものはありません。実績のある選手を補強するのは不測の事態に備えるという点で重要です。
となると可能性は限りなく低いですが、先日WSHからオプションを破棄され年俸調停次第ではノンテンダーFAとなる可能性もあるVictor Roblesを狙うのも1つの手です。
今季のRoblesに関してはここ数年苦しんでいた打撃で復活の兆しを見せた一方、自慢の守備で大きくマイナスを作った上に怪我の影響で36試合の出場に留まったのが懸念点。(これで獲得のチャンスができたと考えることも出来ます)
ただ今季の年俸が2.3M(3.4億円)なので、やはりこれならブリンソンを残すのが最善策と言えるのではないでしょうか。ドラフトでは佐々木俊輔も獲得したので彼にも期待したいところ。
先発投手
ここに関しては読売の強みの1つなので無理して補強する必要は無いですが、戸郷翔征、山崎伊織など年齢層が若いので故障などの不測の事態に備えてイニングイーターを1.2枚ほど加えるのが理想です。
ただこちらに関して、ある程度安く済むイニングイーターが市場には居ないため補強必須なポジションではあるものの現状は候補がいません。
ただ加藤貴之の動向には注目したいところ。今季163イニングを投げて防御率2.87と昨年よりかは成績を落としましたが何と言っても彼の魅力は抜群の制球力。
なんとBB/9が脅威の0.88。とにかく四球を出しません。十分エースクラスの活躍が期待できます。
出塁率の高い打者
今季の読売はチーム打率.252、本塁打164とリーグトップの成績でした。長打率も.402と断トツのトップで間違いなく長打力に関してはリーグの中でも群を抜いています。
ただ三振1111個は5位。得点と出塁率は共に3位ではありますが523得点。出塁率.308と1年を通して点を取るのは苦労していました。
何をしに打席に立っているのかと小一時間ほど問い詰めたい試合も多々ありました。
阪神みたいにヒット=四球って価値観を植え付ければいいじゃん!と思われるかもしれませんが読売には一部を除いて打席内でのアプローチが終わってる選手が多いので実現は簡単ではありません。
近藤健介を獲得できてればな〜とは思いますが、そもそも獲得に動いてなかったので今更何を言ったところで感があります。
出塁率の高い打者ということで楽天を戦力外となった西川遥輝なんかはその需要を満たしてくれるでしょう。今季二軍では打率.369出塁率.493←???で手が付けられない状態でした。今の読売にない機動力を武器としているのも魅力です。
もちろん戦力外になったのは相応の理由がありますし事実として去年の序盤以降は一軍でずっと苦しんでいるのは懸念点。守備に関してもお世辞にも良いとは言えません。
2年前には獲得に失敗しましたが今度こそ読売のユニフォームを着て戦う姿を見たいところです。
また外国人市場だと今オフにアストロズからFAとなるベテラン、Michael Brantleyも可能性としては限りなく低いですが狙えるなら狙って欲しいところ。
ここ数年は故障続きであり今季もわずか15試合の出場に留まりましたが通算打率.298と補強ポイントには合致しています。
守備も上手くはないながら致命的なマイナスを生み出す程ではなく本人に現役続行の意思があるのなら狙ってみるのもいいかもしれません。彼の父親も過去、読売でプレー経験があるとのことで何かしらの縁は感じます。
レギュラークラスのUT選手
色々補強ポイントを上げてきましたが、正直これが1番厳しいです。日本シリーズでMarGoことMarwin Gonzalezが躍動していますがMarGoを獲得するのが1番いいです。ついでにゴミ箱選手も補強できる。
今年は打率.217 12本塁打 OPS.650と低調でしたが、ここ近年のパ・リーグはセ・リーグ以上に地獄のような打低環境です。
事実、日本シリーズでは最強の阪神投手陣から15打数5安打で打率.333を記録しています。第5戦では先制ホームランも放ちました。
それでいて日本シリーズでは様々なポジションを守りながらゴミ箱で打球方向を伝達することで好プレーを連発するなど、UTとして一定以上の貢献は見込めます。
問題はオリックスがMarGoを簡単に手放すか。
中島監督は選手のUT性を重視しているように見えシーズンでは135通りのスタメンを組むなど、オーダーに柔軟性を持たせています。
その中で内外野問わず優れた守備力を持ちつつ最低限スタメンレベルで打てるMarGoを簡単に手放すとは思えず、獲得は困難かもしれません。
ただ攻守に一定の貢献を見込めるUT選手を探すのは難しいため是非とも獲得を検討して欲しいところ。無理となると若林晃弘辺りが覚醒することを全力で祈りましょう。スイッチだし内外野守れるし実質MarGoや。
最後に
ここ数年は本当に悔しいシーズンが続いています。最後に日本一に輝いたのは僕が小学4年生の頃の2012年と11年が経つわけです。
これは個人的な話ですが僕は来年が大学4年生で卒業さえ出来れば来年が自由に現地に足を運べる最後の年になります。
来年こそ読売巨人軍がリーグ優勝、日本一に輝くところを見せて欲しいと言ったところで長くなりましたが今回は以上となります。長文になりましたが、ここまで読んで頂きありがとうございました!
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