建築の施工管理の仕事で大切なこと その1
私は今現在、建築の施工管理の仕事をしています。
一般的に言うと、小企業の工務店で
建築の改修工事や新築工事の現場監督をやっています。
とは言ってもまだ監督を1年しかやってない初心者ですが・・・。
上司から教わった、仕事で大切なことをアウトプットしていきます。
まずその1ということで、
「施工図を描くこと」が挙げられます。
設計指示書の内容は抽象的な部分が多いため、具体的な指示まで書いてないことがよくあります。
しかし、完成させるためには詳細な部分を補足した上で職人に指示して完成まで導く必要があります。
そのために必要なのが「施工図」「詳細図」になります。
一般的な言葉で言うなら、
「どこの位置」に「どの材料」を「どのように使う」のかを明記した図面と言えます。
例えば、
・天井ボードの割り付けはどこを基準にしたらいいか
・壁の間柱はどこに入れたらいいか
・壁や天井の下地にどの部材をどれくらい使うのか
などなど、不明瞭な設計指示を補う図面のことです。
これを作成して職人さんに渡しておくことで、
どの職人さんでも同じような仕上がりにしてくれます。
詳細図が無いと、職人さんによっては、
「自分の経験上、こうした方がいい」と、勝手な工事を進めたり、
作業の工程ごとに「次どうしたらいいのか」を都度聞いてきたり、
材料をこれから頼むから、入荷まで現場空けますと言われたりと、
工事が意図しない方向へ進んで行ってしまいます。
このような状況になった時に、職人さんのせいにして次から仕事を頼まないといった流れが出来てしまうと、仕事を頼める職人さんがいなくなってしまい、監督の仕事も出来なくなってしまいます。
図面を書くことは大変。でも、書かないともっと大変。
そんな重要アイテムが施工図、詳細図です。
しっかり図面を書いて、スムーズな工事が出来ようにしていきましょう。