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大学教員公募戦士:任期がある教員の無期転換
通常、有期雇用(大学でいうところの任期つき)契約で仕事をしていた場合、5年越えると無期転換するということになっています。こちらも4年11ヶ月契約で契約が終わるようにするなど、江川かよ! みたいなことが起きているようですが、大学教員の場合は特例10年という期間が設定されています。
雇止め
雇う側からいたしますと、教員の能力(教育・研究・校務すべての意味で)の有無よりも、常勤かそうではないかでは、後者のほうがお金的にメリットありまくりです。どう計算したらそうなるかは、ここではおいておきますが、いわゆる「請負」で事実上のサブスクのような働かせ方をできるのは、金銭的にうれしいということになります。
無期転換してしまいますと、雇われている側が強いわけですから、なかなか首を飛ばすわけにはいきません。
というわけで、東北大学のような出来事がおきてしまうわけです。
東北大、「名ばかりテニュアトラック」への言い分
また、東北大学以外にも、5年ないし10年での雇止めは訴訟にも発展しています。
「10年目になるので契約は最後」現実化した研究者の大量雇い止め 訴訟発展も
こっちはもっと悲惨です。
新大学院構想中止で雇い止め 地裁「大学に裁量」 研究者らの請求棄却
無期転換は事実上ないと思った方がよい
法律上そう書いてあるから、という期待だけで5年ないし10年を過ごしてしまうのは、公募戦士というよりも研究職につく者としては大変リスキーであることは間違いないでしょう。
したがって、すこしでも任期に触れているポストであれば、そのポストに就いた瞬間に公募戦士を継続すべきです。初年度は本当に忙しいと思います。しかしそうも言っていられない世の中である以上、「採用してもらった恩」などのような、ぼんやりしたものでは自分を守れません。
(ここからは投げ銭用の短文です)
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