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大学教員公募戦士:国立大で定年を迎えた先生の応募

国立大学の定年

大学によって異なりますが、定年はおおよそ60歳か65歳あたりになります。順次(?)65歳への引き上げがなされているようですが、多くの私立大学ののように、65歳から70歳ということはありません。ここには多ければ10年のギャップがあります。

私大の定年はすこし先

となると、有能すぎて引く手あまたな先生は、わざわざ公募を出さなくても、どこかの私大によって引き抜かれます。実際そのような先生がいることを、公募戦士の皆さんであればお見掛けしたことがあるのではないでしょうか。

一方、声がかからずかつもっと仕事をしたい先生は、まさかの公募戦線復帰となります。もちろん悠々自適に(?)引退される先生もいるでしょうか、長ければあと10年現役でいることができるのですから、その選択はもちろんあると思います。

採用したい大学のロジック

となると、採用の際の職位に「教授」などが入っていようものなら、定年を迎えられるまでに国立大学で十分に業績を積まれた先生方は採用に値すると応募をされると思います。

採用基準が業績主義に近い国立大であれば、おそらくその予測は当たるはずです。しかし私立大学ではそうもいきません。私大は明日潰れるかもしれないのです。

採用基準は業績だけではない

例えば、修士や博士課程のマル合が必要な人事案件であれば、それはもうすでにマル合をお持ちの先生(=業績たんまり)を採用せざるを得ないでしょう。

しかし、将来のことを見据えると、「活きのいい若手」を欲しがっている可能性も相当高いのも事実です。

ですから、声がよっぽどかからなかった国立大を退官された先生方が簡単には採用には至りません。

しかし別な考え方をすると

国立大で定年を迎えた先生を、私立大で雇用しますと5年か10年程度でもう一度定年をお迎えになります。これを私立大側からみますと、「そこそこ事情が分かった実質任期がある教員」ととらえることもできます。

一般的に私立大学は学部再編や学部新設で、生き残りをかけます。はっきりしたビジョンがない状態ながら、任期付の若い先生を育てるのと、放っておいてもまぁまぁ仕事の期待ができ、時期が来たら円満定年な人事である場合、どちらを私立大が選択するか、わからないような気もします。

(ここからは投げ銭用の短文です)

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