大学教員公募戦士:なぜ大学に入学したのか
公募戦士のなかには、大学で研究をバリバリやるぞ! と意気込んでいらっしゃる先生もいらっしゃると思います。しかしあるレベル以下の大学になりますと、そうも言っていられなくなります。
学生はなぜ入学してきたのか問題
多くの「ぎりぎりの大学」に入学してくる学生の進学理由は、特にありません。なにかを挙げたとしても、それならばXX大学でもできるのに、なぜここなのかと少しつつくと、家が近いからや学力的な理由が挙げられます。
大学で面倒をみる学生の勉強に対する考えはその程度の理由に基づいているわけですから、自発的な学修などを求めるのは困難としか言いようがありません。
面倒見のいい大学
そのようななか、面倒見のいい大学は存在しています。学生の面倒を見るのは、おのずとわかる通り教職員となります。ということは、なにかを削らなければ、面倒を見る時間を確保するのは困難です。ご想像のとおり、研究を進める時間はどんどん減っていきます。
ある、「面倒見のいい大学」の話を伺う機会がありました。そこでは、就職の面倒もみることとなっているとのことです。しかし学生が進学してきた動機は、家が近いや学力、大卒になりたいのようなことです。
このような状態から、面倒をみるのは本当に骨が折れることであると、おっしゃっていました。すぐに想像はつきますし、いずれそこまで「サービス」に徹しなければ、大学が維持できなくなる日もくると思っています。
(ここからは投げ銭用の短文です)
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