公認会計士試験の軌跡〜短答式試験編(令和3年度&4年度第I回)
※このnoteは、公認会計士試験の勉強を
始めて間もない頃から更新している自身のブログhttps://taidanajohanmanzirou.fc2.netをコピペしたり、参考にして書き直したりして、受験生活をまとめたものです。
〜2021年5月短答式試験編〜
財務3表一体理解法シリーズ(國貞 克則)やMBAバリュエーション(森生明)をたまたま読み、会計・ファイナンスの世界に興味を持つ。色々あり、2021年2月に公認会計士になる事を決意し、TACへ入会。2022年度合格を目指すとはいえ、2021年5月に行われる短答式試験の申込締切りが近い事を知り、場慣れの意義もこめて、とりあえず申し込む。
それから、財務会計論入門と管理会計論入門の講義を2週間前後で視聴し、5月短答までには財務会計論と管理会計論の計算部分の講義視聴を終わらせる事を目標に頑張り始める。当初は、1日に最低2講義消化するスタイルで勉強していき、2月は財務に集中、3月位から管理にも手を伸ばしていく。しかし、講義が進むにつれて難易度も上がり、講義1回あたりの復習時間だけで3時間~6時間ほどかかる日まで現れ始めるとともに、過去の講義分の復習も適宜反復していかなければ忘れていってしまうということで、段々1日1講義だけ消化又は講義を見ずに復習するだけという日も出てくる。というか、5月はどっちみち無理という気持ちになって、1週間位丸々勉強から離れてしまった時期もあった。さすがにやばいと思い、再び計算科目を勉強する日々に戻ったが、はたして5月まで財務と管理の理論部分、企業法と監査論に手をつけずに、12月短答に間に合うのかと不安になり始める。悩みながら、量が膨大と言われる企業法の講義については、4月か5月頃に視聴し始めた。
5月短答には結局、財務計算の基礎マスターの途中(なんとなく補講や上級講義含めて財務計算のインプット講義の内、全体の5分の3?程度の進捗)、管理計算は基礎マスターの原価計算ぐらいまで、企業法は基礎マスター8講義分を視聴し終えた状態、監査論はテキストすら未受領の状態で、臨むことになった。結果は、
財務会計論:100or92/200←1問どれにマークしたか形跡なし
管理会計論:51/100
企業法:30/100
監査論:25/100
合計:198or206/500(39.6or41.2%)
となる。全教科上振れも上振れというのが正直な感想だった。監査論については純粋な勘で正答率を1/6から1/4に引き上げたと考えると凄い。個人的には満足な結果となった。
令和3年公認会計士短答式試験の問題
→https://www.fsa.go.jp/cpaaob/kouninkaikeishi-shiken/tantou_mondai_r03.html
受験直後の心境はこちら
→https://taidanajohanmanzirou.fc2.net/blog-date-202105.html
〜2021年12月短答式試験編〜
5月短答が終わってから、改めて真剣に合格を目指す12月短答に向け、財務・管理の計算、企業法・監査論の講義視聴を進めていった。怠惰な日々を過ごしたり、復習で1日が終わったりで結局、財務計算(特殊商品売買や本社工場などテキスト⑩記載の補講部分を除く)、管理、企業法、監査論のインプット講義を聞き終えたのは9月頃。財務理論のインプット講義は10月頃にようやく聞き終える。
尚、計算科目の毎回の講義の後、該当部分をトレーニングで2,3周する以外の部分では、本番までに、主に科目別に以下のことを実行し、以下の様な完成度(体感)に仕上げた。
財務計算は答練を周回しまくり、答練を解いていて、よく分からない部分やあやふやな部分があれば、その都度テキストで確認し直す。また、直前期は、税効果・ヘッジ・EPS・収益認識・連結・企業結合・事業分離周りの会計処理はほぼ毎日か数日置きにテキスト等でこまめに確認する様にする。最終的な完成度で言えば、アクセス答練1〜14、短答基礎答練1〜3、短答直前答練1,2、TAC公開模試の計算問題については、解いたら目安時間内に95%前後は正解出来るレベルになる(テキスト⑩該当部分の問題は除外)。個人的には、(少なくとも問題を解くのに必要なレベルでは)理解出来ていない論点は無かったと感じているが、どれだけ解いてもケアレスミスを完全に無くすことは出来なかったので、結果的に95%前後ぐらいの正答率になっていたと思う。
財務理論は、テキストを2回ほど通読してざっくり頭に入ってからは、問題周を周回しまくる。覚えが悪い部分はチェックをつけたり、もっと覚えが悪い部分は⭐︎マークをつけたり、更に覚えが悪い部分は付箋を貼ったりして、こまめに確認し易い様にする。問題集も割と頭に入ってからは、答練で出題されたが問題集に記載がない知識を問題集に書き込んだりしていく。また、再度テキストを通読し、問題集で出題されていない部分があれば問題集の余白に出来るだけ書き込んだりしていく。膨大な時間をかけたが、情報を一元化出来た時の学習効率の為に頑張った。とはいえ、さすがにテキストの中でも、問題集の余白に書き込めない量の問題集に未記載の記述がある部分や特に重要性が高い部分、まとめ要素のある部分については、付箋を貼ってこまめにテキストの方でも確認する様にする。最終的な完成度で言えば、確認問題集の短答形式編、アクセス答練1〜5、短答基礎答練1〜3、短答直前答練1.2、TAC公開模試については最終的に同じ問題を出されたら97〜99%は正解出来るレベルになる。
管理計算のアクセス答練は1番周回したシリーズになる。もう回し過ぎて最強のスピードで解ける様になっていたが、短答基礎答練・短答直前答練・公開模試のCランク問題は無視したりしているものがあった。Cランク以外の問題については、答練を解いていてよく分からない部分や曖昧な部分があれば、テキストでその都度周辺知識含めて確認していた。最終的な完成度で言えば、アクセス答練については、最終的に問題を解けば99%正解出来るレベル、短答基礎答練・短答直前答練・公開模試については、最終的に問題を解けば80%前後正解出来るレベルになる。
管理理論は、原価計算基準を通算20〜40回程読み、テキストは箇所によるが通算5〜10回程読む。アクセス答練・短答基礎答練・短答直前答練・公開模試の理論については、大体初見で4割〜8割くらいで、復習はあまりしてない。管理会計論の理論は原価計算基準を読み込んで、テキストを覚えれば合格点取れるだろ、という気持ちで勉強しており、問題を解いた後の復習は1番杜撰だった。短答理論問題集は一切手をつけなかった。
企業法は、インプット講義受講後に改めてテキストを2回ほど通読した後は、平成18年度〜平成31年度までの全ての過去問を収録した上で、新作問題を加えた合計1777問の問題数を誇るtac問題集①②をひたすら周回した。テキストは主にまとめページなどを体系的・網羅的な理解の為に補助的に使用。具体的には、問題集をまわす中で覚えが悪いと感じた部分は、部分的にテキストを読み、流れや条文の趣旨、周辺知識等を確認していた。直前期において、問題集①②短答問題はそれぞれ4時間程でまわせるようになっていて、試験1週間前からは1日1冊1周し、試験前日は両冊とも1周した。最終的な完成度で言えば、問題集①②短答問題については、少なくとも95%以上は正解出来るレベル。気持ち的には97〜99%位。
監査論は、テキストを通読し、短答問題集の該当部分を解くという作業を5周程した後、短答問題集に出題されていないがテキストに記述がある論点をほぼ全て短答対策問題集に書き込み、周回しまくる。その後、答練・公開模試で出題されたが知らない論点も監査論の短答対策問題集に書き込み、試験日まで周回しまくる。監査論の短答対策問題集は書き込みだらけになったが、よく詰め込んで書き切れたなと思う。問題集を周回しまくる間にもテキストは部分的に何度も読み直し、直前にも、体系的理解の確認の為、通読した。付録は基準と名のつくものは3回ほど通読した(条文のみで経緯などは読んでいない)。問題集の中で、覚えが悪い部分にはチェック、もっと悪い部分は⭐︎マーク、更に悪い部分は付箋を貼るなどしてすぐに確認出来る様にした。直前期1ヶ月は毎日問題集を1周した上で、チェック部分・⭐︎マーク部分・付箋部分をもう1周、⭐︎マーク部分・付箋部分をもう1周、付箋部分を最後にもう1周という事をしていた。お昼休憩ついでの1時間程度でまわせていた。最終的な完成度で言えば、短答対策問題集、アクセス答練については、99%正解出来るレベル、短答基礎答練・短答直前答練・公開模試については95〜97%正解出来るレベルになる。
こんな感じで臨んだ12月短答の本番の結果は、
財務:156/200
管理:49/100
企業法:85/100
監査論:85/100
合計 375/500(75%)
だった。計算科目の内訳は、以下。
財務(計算):個別4問ミス、総合1問ミス
財務(理論):1問ミス
管理(計算):4/8
管理(理論):4/8
という事で、2022年12月の公認会計士短答式試験に合格する事ができた。
令和4年公認会計士第1回短答式試験の問題
→https://www.fsa.go.jp/cpaaob/kouninkaikeishi-shiken/tantou_mondai_r04a.html
※以下は、短答式試験を勉強していた時に作成していた科目別のまとめ?的なもの(監査論は短答対策問題集に全て書き込んでいたので作成せず)で、主に日々のメンテナンスとして、1日の終わりや合間に確認していた。
財務会計論
管理会計論
企業法
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