My recommend songs of the year 2024

2024年11月28日 03:57

よもや2024年になり、自分が日本の（この呼び方が最も適切なのか分からないが）ボーイズグループにインパクトを受けて魅了されているとは思いもしなかったが、この1年の彼らの歩みは間違いなく彼らのアンサーであった。

近年、LE SSERAFIMから日本のアーティスト森矢湖亜姫子などにもフィーチャーされるナイル・ロジャースがこの曲ではUKの9人組多国籍アフロジャズ楽団ヌビアン・ツイストにフィーチャーされているが両者の生み出すこのグルーヴは2024年において際立っていた。

ネットミーム化したこの曲の発信源である大阪拠点のラッパー・Jin Doggが参加したこのRemixこそが元曲のようだ。そういったノリで言えばその後の現在までつづく増殖を最も予感させるバージョンかもしれない。

メンバーのTiji Jojoの生い立ちを綴ったようで、今年で幕を閉じた彼らを指し示すかのような1曲。LEXのVerseではまるで肩を抱かれ、慰められるかの錯覚すら覚える。

Not Like Us
無双したケンドリックのもはや2024最新の代表曲（といったところで突如リリースされたアルバムGNXによりあっという間に過去になりそうだ）にして記憶に新しいビーフにおけるドレイクを派手に追い込んだケンドリックの多面性のほんの一部なのかもしれない。

最新アルバム「Hit Me Hard And Soft」収録の個人的に思うビリーの魅力が最大限に引き出されている暗部と儚さの揺らぎが絶妙な1曲。

これまでのNewJeansの活動のひとつの到達点を見たようにすら感じる。それこそ一瞬で弾け飛んでしまいそうなほど儚く、なのに甘く、息をするのも忘れてしまいそうだ。

女性4人のヴォーカルが今回も抜群に良いが、中でも入れかわり立ちかわりリードヴォーカルを取り合いその対比も際立っているところが良い。
まさに彼ら彼女らが自らをバンドと自称せずコレクティブとする所以のようだ。

Hakushi Hasegawa - Outside (Soto) (Official Video)

面食らってしまった。その無垢性はKOHH（千葉雄喜）も上回るし、初期の七尾旅人のような天使性をも湛えている。ただそのシンプルな物言いに揺さぶられる何かがある。それが何かを考えるだけでも今後の長谷川白紙から目が離せない。

バンドサウンドとしてキャリア（トムにおいてもジョニーにおいても）の中でもかなり脂がのっているのでは。これが3ピースから生み出されるダイナミズムなのかもしれないが、そこがなかなかに興味深い。

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