メル・ゼナはまだ本気を出していない
メル・ゼナはさらに強化されて帰ってくる、おそらくサンブレイク最強モンスターとなって。
わんこ(兄)よりお送りします。メル・ゼナ最強説です。
一部では、傀異克服メル・ゼナか特殊個体メル・ゼナが来る、なんていう話も出ているわけですが、出てきてもおかしくないですよね。前作でもイヴェルカーナが有終の美を飾っていたわけですし。
ただメル・ゼナが強化されて帰ってきたとしてどれぐらい強いのか、ということです。さすがに傀異克服バルファルクより弱い、ということはあり得ないと思います。そうなると当然、難易度はそこそこ高いのではないか、というような気はします。
とはいえ、たかがメル・ゼナごときが強化されたところでミラボレアスには及ばないのではないか、あの絶望感はもう味わえないのではないかと感じる人は多いと思います。
確かにメル・ゼナ自体は弱いです。MR5で挑戦できてしまいますし、淵源ナルハタ戦に来たときだって瞬殺されていますし。バルファルクなどはMR80でようやく挑戦できるモンスターです。それよりメル・ゼナが強いなんてことがありうるでしょうか。
ありうる、と僕は思います。
その根拠は城塞高地です。今は廃墟と化したあの城塞高地も、もとはガレアス提督の故郷なんです。そしてその故郷を滅ぼしたのがメル・ゼナとガイアデルムなのです。
いやいや、それなら故郷を滅ぼした主犯はガイアデルムでしょラスボスなんだし、と思われるかもしれません。確かにガイアデルムはラスボスです。しかし縄張り争いに勝利したのはラスボスのガイアデルムではなくメル・ゼナなのです。
ストーリーの途中で過去に何が起こったかを語っている部分があります。それは下に書いたような内容になります。
「昔、地面にできた大穴からガイアデルムが這い出してきた。ガイアデルムは大穴のすぐそばにあった現在の城塞高地へと侵入しようとした。
ところがそこはメル・ゼナの縄張りであったため両者の間で縄張り争いが始まった。その結果、メル・ゼナが勝利しガイアデルムは地下へ逃げていった。
逃げるとき、ガイアデルムはメル・ゼナにキュリアを寄生させた。メル・ゼナからエネルギーを奪いながら再び地上に出られる日を待つつもりだったのだ。
メル・ゼナはキュリアと共生するという形で適応した。ところが主人公がメル・ゼナを倒してしまったことでキュリアとガイアデルムを抑えるものがいなくなってしまった。それによってガイアデルムは地上に再び現れたのである」
つまり現在のメル・ゼナが弱いのはキュリアにエネルギーを吸われているからであり、本来はガイアデルムよりも強かった、というわけです。
しかもメル・ゼナとガイアデルムの縄張り争いでが国がひとつ滅んでいるのですから、これだけ見てもメル・ゼナの格が他モンスターよりも一段上であることがわかると思います。
縄張り争い自体はほかでも数多く起こっています。テオ・テスカトル対クシャルダオラですとか怨嗟マガド対メル・ゼナなど。それでも国が滅ぶなんて話にはなりませんでしたよね。滅ぼされる前に主人公が全部討伐してしまっているせいもあるかもしれませんが。
それでもやはり過去の大災害は他とは規模が違ったのではないでしょうか。国というぐらいですから戦闘に参加できる人数は二十人やそこらではなかったはずです。しかし大人数のハンターをもってしてもあの二匹を止めることはできなかった、それだけ過去のメル・ゼナは強かったということなのではないでしょうか。
そんな強いメル・ゼナですが、それが傀異克服すると聞いてあれ、って思った人もいるかもしれません。メル・ゼナはキュリアを克服してるのではないか、と。それは違います。メル・ゼナは傀異克服古龍ではないのです。
メル・ゼナが赤く強い状態に変化したときの名称は「血氣活性状態」、しかし傀異克服古龍が強くなった時の状態は「傀異脈動状態」。違うものとして分類されています。
それにメル・ゼナや傀異化モンスターの周りではキュリアが好き勝手飛び回っていますが、傀異克服古龍の周りにキュリアは飛んでいません。この点も違います。この特徴はもしかしたら、傀異克服古龍キュリアを完全にわがものとしていることの証のようなものなのかもしれませんね。
そのためメル・ゼナにはまだ傀異克服によって強くなる可能性があるというわけです。そして城塞高地を滅ぼした古龍が傀異克服したら、場合によっては禁忌モンスターに近い力を持つこともありうるのではないでしょうか。というより、そうあってほしいと望んでいます。
とはいえ、今の城塞高地に禁忌級のモンスターが来てもおそらくそんなに恐ろしいことにはならないと思います。残念ながら。
城塞高地にはヒトダマドリがそこら中に配置されています。これをとればほとんどの攻撃で即死することはなくなるでしょう。加えてマップの各地にほかのモンスターがいて、そいつらを操竜すれば無償で大ダメージが与えられます。イロヅキムシやオニクグツもあります。それでいて制限時間もいつも通り50分かもしれません。そんな環境であれば、たとえミラボレアスが来ても勝つことができるでしょう。
ですがそんな我々にも絶望がもたらされるかもしれないのです。その絶望となるのが、特別討究クエストの存在です。
この特別討究クエストについては詳細は明かされていません。だからこそ想像を膨らますことができると思います。
僕が望んでいるのは、特設エリアと虹色ヒトダマドリです。これらがハンターたちに絶望を与えてくれます。
あらかじめ虹色ヒトダマドリをとらせ、それ込みでの火力調整がされることによって、トリ集めという逃げ場を封じられます。供応スキルは完全な死にスキルと化すのです。
さらに獄泉郷のような特設エリアを作ることで、他モンスターの操竜も封じられるのです。オニクグツやイロヅキムシぐらいはあるかもしれませんが(ないほうがいい)あったところで一万ダメージも稼げないのではないでしょうか。それだと体力の十分の一も削れないでしょうね。
これで制限時間30分などであれば完璧です。30分以内にオトモと自分の攻撃だけで体力20万のメル・ゼナを倒せ、などとということになれば地獄の完成です。
さらにメル・ゼナには怯血やられ(メル・ゼナが他の生体のエネルギーを数秒者があったのでキュリアだけでなくメル・ゼナの能力でもあると思われる)や瞬間移動という強力な武器があります。
瞬間移動で見失った直後に大ダメージと怯血やられをくらい、あわてて秘薬を飲むも体力は全快しない。だからなんとかダメージを与えて回復しなければならないのにメル・ゼナの動きに翻弄されてかえってダメージをくらってしまう。それが実現すれば悪夢の再来です。最高だと思います。
もちろんカプコンにもいろいろ考えるべきことがあると思います。ただ高難度のクエストを作ればいいというばかりでもないと思います。ですが、やはりほしいですよね、真の高難易度。絶望。
別にクエ失敗したいわけではないんですよね。変態ではないので。そうではなく、あの絶望をみんなと共感、共有したいのです。全然クリアできねー、あれクリアできたのすげー、みたいなやりとりがしたいから絶望が欲しいんです。
退屈したハンターたちの心を燃やすものはやはり絶望しかないと思うんです。禁忌級のモンスターがサンブレイクに降臨することになれば、きっとモンハン界隈は再びにぎわうことになるでしょう。
ちなみに復活古龍枠で禁忌モンスターはこないと思います。理由としては、そこにヤバイのを入れてクリアできないといろいろまずいからです。
おそらくですが、復活古龍にはカムラの里の危機、がからんでくると思います。つまりストーリー進行にかかわってくるわけです。ですから初心者も挑戦するわけです。
それがミラボレアスとかだったら、初心者がクリアできなくてエンディングが自分の目で見られなくなるかもしれません。
それだけじゃありません。今は討究クエや精気琥珀、傀異錬金術など傀異クエストを勧めたほうが有利な要素がいっぱいあります。そのため中~熟練ハンターはみんな討究クエに行ってしまうと思います。
結果として、復活古龍がめちゃくちゃ強すぎると、熟練ハンターには興味を持たず、初心者はクリアできずでなんか面白くないことになってしまうと思います。だから、おそらくアマツマガツチぐらいのところで収まるのではないでしょうか。
だからこそ、特別討究というのを熟練ハンター用に用意して、ということになるのではないか、と勝手に想像しております。