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モノはなくなったりしない
時々、ものが見つからなくなることってあるじゃないですか。
そういう時、ふと
「あれどこ行っちゃったんだろう」
って言いますが、
実際のところ、どこにも行ってないよね。
最後に置いた場所に、必ず置いてある。
どんなものであっても、
羽が生えて飛んでいったり、
足が生えて走り去ったりしない。
いつまでも、そこで待っているんです。
ただ、それを忘れてしまっているだけ。
「どこ行っちゃったんだろう」
(どこにも行ってないよ)
探していれば、きっといつか見つかるでしょう。
ところで、久々に屋上に行くと、残置されたものが、(風雨にさらされ)無惨な姿で私を待っています。
昨日は花火の軸が大量に落ちてました。
いつだったか、豪雨の中タープの下で花火をするという狂気じみた遊びしてて、バケツがなかったので、
「終わったやつはその辺に投げちゃって!」
って言ったんだった。子どもたちは15分くらいで飽きちゃって終会になり、昨日までそこで干されていたんですね。すまん。
紙とかはみんな消え去って、軸だけ均等に散らばってた。すみっコに集まったりせず、均等なのが宇宙を感じずにいられない。
学生の頃、読み終わったジャンプとか電車の網棚に置いて帰ってたけど、あれも誰かが拾って持ち帰ってゴミ箱に捨てるか、終着駅について車掌が回収したりしてるんだよね。
板橋区や港区が、いつでもなんとなくキレイなのは、誰かがゴミを拾ってくれているんです。誰だろう。ありがとう。私は捨てないけど、捨てられたゴミはけっこう見かける。でも次の日にはだいたいなくなってる。こういう活動ってもっと注目されていいと思いました。
スペースデブリも、やばいんだなーって思った。急にね。
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未来に向けて…!
おしまい。