大切なことを学んだ一コマ「スラムダンク」03
コミーは漫画が大好きです。学びがあってもなくても、楽しいです。影響を受けた一コマを皆さまにお伝えしていきます。
フリースローの「あたりまえ」を疑う
スラムダンクは全編を通して桜木花道の成長を描いた作品です。そのなかでも最も象徴的で、印象に残るエピソードから。
一般的なフリースローは利き手で放ります。初心者は届かせるのもけっこう難しいです。花道のフリースローは、両手で下から放るスタイル。このやり方で打つ人はあまりいませんが、やってみると結構入ります。元ネタはNBAのリック・バリー(YouTube)
ゴール下しか入らないことがバレてしまい、相手はファール覚悟で花道のシュートを阻止します。どうせフリースローは入らないのだから。
「人マネの投げ方でやっても
ちっとも入る気がしねえ!!」
「それよか こーいう投げやすい投げ方で
よーく狙って頬ったほうが入るような気がするぜ
オレの場合!!」
規格外の方法でツースローを決めた花道。これは、相手にとって得点以上に脅威となります。
自分で考え、自分で成長する。
「いつも彼なりに必死に考えながらやっているんですよ…」
初心者の花道は、基礎の練習をします。リバウンド、レイアップ、ゴール下、ジャンプショット。花道の成長の分だけ、湘北は期待通りに強くなります。
そんな花道が「教えられていないこと」を自分で考え、克服したのがこのエピソードです。
教えを請うだけじゃなく、どうすればいいか、自分で考える。考えて試したことが成功するとは限りません。うまくいかなかったら、また考えて試せばいい。考えることの強さを忘れないようにしましょう。
おしまい。