RSUという報酬制度
前回投稿した、RSUの確定申告の記事の続きです。
給与とは別に資産をいただける素敵な制度ですが、しんどい点もあることをまとめておきます。
面倒なこと
順番に説明していきます。
1源泉徴収されていない給与所得
なんといってもこれ。
国税からみると、
「海外からちょくでお給料をもらってんぞ」
「税金徴収システムを経由していないぞ?」
って扱いなので、確定申告(納税)が必要ということ。まーめんどう。
そりゃあね、もらったんだし納税は国民の義務だから当然よ。まーね。。
もっと簡単な手続きにしてくれえええぇぇぇ。
所得が会社の給与所得オンリーだとあまり目にしない「所得税」ですが、これによって「給与の20%は国に取られてる」ことを強烈に認識できるようになります。
2もらった日の価値=課税対象金額
付与された後に株価が下がってても、
「お前がもらった時の金額で納税しろ」
っていうね。
なんかこう、釈然としないわけですよ。手元資産が下がっててもお構いなしよ。なので、下がった時には売りたくねーよなーって思っちゃう。もらったもんなのに。
まぁ、会社の時価総額上がるように頑張る!ということに繋がりますよね。(そうでもない)
3予定納税とかいう余計なお世話
所得税の納税を確定申告すると、
翌年から、
「お前、去年このくらいもらってたよな?」
「今年分、計算しといたから先に払えよ?」
っていう通知が来ます。これを予定納税といいます。
納付が遅れると余計に取られます。腹立つ。マジ腹立つ。
絶対おかしいだろこれ。カツアゲじゃん。
予定納税で支払った分は、確定申告で相殺されます。
が、だからといって許容できるもんじゃないわ。
4予定納税は筋が悪すぎる
腹が立つのでもう一つこれ。
前年度の所得をもとに、予定納税の金額が決まるんですね。
なので、前年の株価が好調だと、とんでもない金額が請求されます。
その年の株価や、RSU付与数とは関係なく。です。
「現金ではない給与にかかる所得税」を現金で納付しろってことよ。
したがって、RSU のある環境の人は、納税資金が必要なのです。ないときは株でも売るしかないのかな。
なんだかなぁもう。
とはいえうれしいですよ。
さんざん怨みつらみを書き綴ってますが、給与以外の報酬って、うれしいもんですw
純粋に会社に対する気持ちが強くなるし、確定申告をすることはたぶんいいことです。(めんどうだが)
おわりに
つまるところ、国は確実に税金を徴収するための仕組みをがっちりと作っているなーって思う。源泉徴収や予定納税はすごい。
確定申告はめんどうだけど、控除や還付といった仕組みがあったりします。いちいち調べて申請しないともらえないので、がんばっていこうと思いました。
税金のない国に行きたいきもちってこういうことか。
おしまい。