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ハイウェイを運転したらアメリカの正義に気がついた話

奥様の米国出張にくっついて、アメリカ西海岸にきています。コミーです。
家大好きマンなので、渡米なんて面倒この上ないですが、なんやかんやで毎日楽しく過ごしてます。

現地での主な役割は、娘ちゃんのサマーキャンプ送迎です。毎日楽しそうに過ごす様子をみてるだけで体重増えそうです。(?)

ざっくりこんな感じ。

15日:奥様の同僚とショッピング&ディナー。眠い。
16日:駐在している元同僚家族を訪ねる。公園&BBQ&プール。
17日:スクール開始。Amazon Goを探すも全店閉鎖。

18日:Fortinet本社訪問。感動した。

19日:Google/Apple ビジターセンター訪問。

こんな感じでSan FranciscoとSan Joseを移動しまくってます。こっちで運転するのきついなーって思っていたものの、あっさり馴染んだ模様。

なにしろコミーは運転が上手い。

構造が生む正義

到着してすぐに感じたんですが、こっちの人って(バック駐車以外は)運転(=ドライブ)が上手いですね。実にスムーズ。
なんかね、他のドライバーとの連帯感をとても感じるんです。通じ合ってる感じ。日本ではむしろ逆で、敵意ばかり感じます笑。

さらに、高速道路の合流がとてもよい。運転が苦手な人の理由で常に上位にランクインするのが「高速道路の合流」ってよく聞きますが、アメリカではそんなに感じないかもしれません。

そりゃね、国土の広さが段違いで、ハイウェイは最低3車線、なんなら5-6車線あるし、料金所もない。運転し易い環境が整っているのはわかる。車道をベースに都市がデザインされてますし。

でもなんか違う。この連帯感には意志を感じる。

そしてわかってしまった。

日本の高速道路

日本の高速道路の合流はこう。左の車線に右の車線が合流します。

ハイウェイ

アメリカは左右の車線が一つになって、2車線分の1車線になります!(そのうち狭くなります)

日本だと「左が優先なので、右は遠慮しろ」っていう無言の圧があって、(精神的な)衝突が生じやすいですが、アメリカでは明示的な主従関係がないので「(ポジション的に)お前が先だからどうぞ」って空気が生まれやすく、張り合ったりしない。そもそも余裕で並走できちゃうんで、ジャマできないんですよ。

相互に対等という状況が、スムーズな合流を実現している。「お前の権利を尊重する」という国民性がここに顕現していると、強く感じました。

交差点の大発明

今回もうひとつ感動したのが、右折。こっちでは正面の信号が赤でも、交差点で右折できるケースがほとんど。「右折は信号が青の場合に限る」表示がなければ、いつでも曲がれます。
これがとんでもなく快適。だってさ、待つ必要なんてないもんね。(日本なら左折に相当します)

さらに、さらにね、左からやってくる本来優先されるドライバーが、待ってくれるケースが圧倒的に多いんです。なんなの?こっちをみて、ハンドサインで「行っていいよ」って。親切だー。しんせつ!
なお、交差点の一番右の車線は多くの場合右折専用です。

人の邪魔をしない

前述のとおり、右折レーンが強固に確保されているのと同様に、左折レーンもばっちりあります。しかも交差点だけじゃなく、特定のエリアや商業施設に入るところでも専用のレーンがあります。

ワイは不慣れなので、ちょいちょいレーンを間違えるんで、ごめんやでってレーン移るんだけど、2000%入れてくれる。だーーれもじゃましないし、クラクションもない。みんな紳士すぎん?

いざこざ起こすと撃たれるから?訴訟されるから?

いや、たぶんみんなやさしいんだと思うの。ドア開けて支えてくれるし、知らん人にも挨拶してくるし、子が騒いでても怒らないし。

まとめ

アメリカはとても広いので、みんな車で移動します。それは言葉通り生活の一部で、多くの国民が、当たり前に運転しています。

車社会の成熟という点において、日本はアメリカに遠く及ばないなーって思いました。みんなが(物理的にも精神的にも)快適に過ごすための土壌が段違い。アメリカの交通ルール、とてもよかったです。

おしまい。

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