大切なことを学んだ一コマ「海皇紀」
コミーは漫画が大好きです。学びがあってもなくても、楽しいです。影響を受けた一コマを皆さまにお伝えしていきます。
世界一止まらないマニアック大河漫画「海皇紀」
海皇紀は「修羅の門」で有名な川原正敏先生の代表作の一つです。物語の主軸に「帆船を操る」という一般に知られていない技術があり、なかなかにマニアックです。セリフも少なめでサクサク読めちゃう本作ですが、読み始めたら章エンドまで止まらないです。あっという間に時間溶けるんで普段は開かないようにしてますw
過去一怠けたい主人公「ファン」
本作の主人公「ファン・ガンマ・ビゼン」は海の一族影船八番艦の艦長を務める世界一の船乗りでありつつ、稀代のペテン師でタイマンもかなり強く、やたらに物知り。そして何より操艦の達人です。
飄々とした振る舞いと絶妙な台詞回しでふわふわしてますが、仲間思いで「信じて、任せる」ことができる点で理想的なリーダーでもあります。たくさん貸しを使ってその利息で怠けて暮らすのが夢。男子はこういうの好きだと思うんだよねぇ。
ひとは見たいものを見る
グリハラを統治する神の業を持つ「道士」と対峙したファンの一言から。
「自分の眼で見たものしか信じない‥」
「などと言ったり思うのはよしなさい‥と」
「おふくろにいわれて育ったんだ」
ファンは母から裁縫とかと一緒に格闘技も学んだとか。これもその一つ。
現場で確認することはとても大切ですが、現場で起きたことが世界の全てではない。言葉にするとごくごく当たり前のことですが、思考がどっちかに偏ることは危険だなーって思い、忘れないようにしています。
これの前後に挟まれたやり取りに、
「ひとは見たいものを見る」
という発言がありました。「こうあって欲しい」という状態で見たものは、多少不自然であっても「見たんだから間違いない」という思いに偏りがち。
海皇紀、長いですが、おすすめです。
おしまい。
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