助けに来たぜ!
今日は特別なイベントの収録がありました。
神保町のカフェスペースで、プロのスタッフやガチの機材を使った本格的な初めての撮影です。めっちゃ楽しく、あっという間に終わってしまいました。本当によい時間を過ごす事ができました。
イベントはこちら。
今日はこの撮影周辺のことを書くつもりでした。
でも、それが霞むほどにとても嬉しいことがあったので、それを。。
それは、イベント用の資料を作る過程でありました。
私はいつも、説明資料はスクラッチで作成しています。そのあたりの内容は以下をどうぞ。(前後編)
舞台裏
登壇が決まってから、これまでと同じように資料作成していましたが、ちょっと事情がありスケジュールがめっちゃ厳しい。まぁ、収録日の設定をミスったんですが。
前半は自己紹介と会社説明なので、サクサクと進めていました。いよいよ本題に着手できたのが、前日の夕方というなかなかのピンチ。
時間換算でざっくり8スライドは欲しい。対象のテクノロジー自体は理解していますが、それを「非IT界の対談相手」が腹落ちする抽象度で「言語化(=スクリプトを作り込む)」して、スライドを作る。
さぁどうする。間に合うのか?
こんな余裕なかったぞ。
とりあえず、会社の公式資料を検索。。
ん?見たことあるんだワイ。。ふーん。
あ!
そっか、ちょっと前に登壇したっけ。。
あーこのときの!
資料、使えるんじゃ…??
その時使った資料を部分的に流用することで、素晴らしい勢いで資料が完成しました。もっと早く気付けよって話ですがw
難しかったこと
今回、キモは対談相手が芸能人で、全くITを知らない、そもそも企業勤めでもないという、久々の試練なのです。
これで言えばもう1.5くらいを狙っていく必要があると。
自己紹介「ネットワークインフラのエンジニア」つってもナンノコッチャなわけです。会社説明「ファイアーウォール」なにそれ美味しいの?だろう。
難しくなかったこと
普段から説明は可能な限り噛み砕いていたので、過去スライドは「欲しかったもの」そのものだった!
なぜそういうものを作っていたのか。
これはプレゼンの神様「澤円さん」のアドバイスの賜物。
『聴講者の知識レベルがわからないときは
「考えられる最低ライン」の人が理解できるようにする』
これをけっこうまじめに守ってきました。ウェビナー聴講者はセキュリティに明るいのか、ルーティングをわかってるのか、いつもいつも自問自答しながら削ぎ落とし、「わかってほしいこと」にフォーカスしてきました。ここ2年くらいかな。
「非IT界の人」に説明する場合、
「IT界向け」に作成した資料は一ミリも使えないと思うんです。
脳内で起こっていたこと
~厨二お花畑なお話~
イメージ
伏線をガッツリ回収し、ラストバトルを戦った気分。
最後に
通常、ウェビナーは二人登壇し、以下の構成が多いです。
一人目:新機能、市場や事例の説明
二人目:高度な技術やスペックの解説、デモ
私はエンジニアなので、二人目の役割を期待されるわけですが、そういうことを30分そこそこで全員に伝えられるとは思えない。
だったら、聞いてる全員が「誰の何を解決するものなのか」をしっかり理解して欲しいなーって思い、そういう登壇をしてきました。
とはいえ、人並みに葛藤も有りまして。(あんの?w)
資料の再利用性が極めて低い
機能や性能の話をほぼしない
これでいいのか?と常々思っていました。
ですが、今回の件で、テクノロジーを広く正しく伝えたいなら、こういう時間の過ごし方をしてきたことは、きっとよかったんだと思えるようになりました。
今後も、明快で刺さる言葉選びを続けていこう。
おしまい。