映像マンとして独立して6年6ヶ月20日が経ちました
あれは3年前の2020年・・・
コロナ下でどうしようもなく暇を持て余していた折に始めた発信活動。
気づけば放置につぐ放置で、化石と化したアカウントを掘り起こしキーボードを叩いております
お久しぶりです。
ヨナハラタイチと申します。
沖縄で映像ディレクターをやっています。
■ふと
思いました
「あー、独立してもう6年たつのか・・・」と
正確には今日で6年6ヶ月20日ですね。
地方のザコ映像フリーランスが
どうやってこの6年6ヶ月20日をサヴァイヴしてきたのか
自分なりの振り返りを残すのが目的ではありますが
せっかくなので、似た様な境遇の誰かの役に立てたらと思いこのnoteを書いております。
僕のこの6年6ヶ月20日で得たノウハウや経験をみなさんに赤裸々にキキ・ララっぽくお伝えできたらなと思います。
このnoteを最後まで見ていただければ
フリーランスとして生き抜くサヴァイヴァルスキルを0.2ptくらいは上げられると思います。
前段である独立するまでのお話は、こちらのようつべで恥ずかしげもなく語っていますので、もし興味があればどうぞ。
【体験談】30歳で会社を辞めてフリーランスになった方法
■ぶっちゃけフリーランスは儲かるのか?そもそも生活できてんのかテメーは
という話から入っていきたいと思います。
ぼくは他人の年収の話と、人生の黒歴史を聞いているときが
娘たちと遊ぶ時間の次に好きです。
よく聞かれます。
ぶっちゃけ儲かるの?と・・・・・・
いつもこう答えます。
儲かるよ。と・・・・・
おかげさまでちゃんとフツーの生活できてるよ、と。
どの業界においても、会社員のときよりも独立後の方が年収が上がったという話をよく聞きはしますが、、、
そこは環境にもよるので
今回は僕のことだけで話をさせてもらいます。
独立してから会社員のときよりも年収は約2〜2.5倍になりました
もちろんその状態を継続させることが難しい、というのが本質であり
さらには、毎月安定した収入ではなく、ドカンと収入があった次の月は雀の涙という不安定な状態であるという事実はあります。
実際、6年経った今でも収入グラフは年間通して富士急ハイランドのジェットコースターのカタチをしています。
ただ、儲かるか儲からないか、という質問に対しては
この6年6ヶ月20日、「儲けてきた」という答えで間違いはないと思っています。
1年目から今まで年間の売り上げと純利は年々右肩上がり
ありがたくもそうやって売り上げを伸ばしていけた事を何故だろと考えてみたのですが
まあ僕の場合すごく単純で
“めっちゃ働いて実績積んで単価上げてる”
というだけでした。
会社員時代はほぼ決まった日数、決まった時間で働くので残業代がついたとしても役職が上がったとしても、さほど給料はスケールしませんでしたが
フリーランスは仕事量の配分や単価を自身で決めることができます。
“めっちゃ働いて実績積んで自分のブランド価値を上げる”
良質な実績はあればあるほど、クライアントに出す見積もりで、単価を上げる際のエビデンスになります。
それを積み上げることで、単価を上げ年収は上がっていきます。
それがたまたまできたというだけの話です。
"実績を積む"以外の単価を上げていく具体的な方法はこちらの記事にも書いていますので、もしよければ見てみてください。
じゃー肝心の「実績」を積むために、テメーは何をやってたんだい!?ということについては次の章に書かせていただきました。
良くも悪くもフリーランスになると会社員時代と比べてお金と向き合うことが多くなります。
特に独立1年目はよく絶望してましたねw
今まで給料天引きで引かれてた保険料や税金はこんなにも高いもんなのかとか
毎月安定した給料が振り込まれない不安感とか、、、、
特に映像業界なんてギャラが支払われるのは納品日から2〜3ヶ月後とかがフツーなので(ほんと良くない風習ですよね〜)
この月末の葛藤は慣れるまでに時間がかかりましたね。
仕事の規模が大きくなればなる程、撮影にかかる経費は上がっていくし、自分がプロデューサーとして入る案件に関しては基本的にカメラマンや演者さん、スタッフに払うギャラは自分の持ち出しですからね。
お金のこと考えすぎて寝れない夜なんて山ほどありました。
今思えば
それを何とかやりくりできた事が自信になって、今では大きい案件でも臆せず請けれるメンタルが手に入ったと思ってます。
本気で努力して失敗したときは、全力土下座で謝ればいい
仕事で失敗しても死ぬわけじゃない
そういった気持ちで今もやってます。
■僕はこうやって仕事をとってました
★パーティーピーポーレバレッジ
独立してから今までの仕事の取り方について書いていきます。
仕事を取ってかないと肝心の実績も積めませんからね。
この章では僕が、どのように1年目から仕事を取ってきたのか、7年目の現在、どのような仕事の取り方をしているのか、について赤裸々にキキ・ララぽく触れてみたいと思います。
(お気に入り)
前提として、ぼくは元々コミュ障です。
けど仕事モードのときはコミュ力高い風の演技をすることができます。
小学生の頃、校内ヒエラルキーの底辺にいたときに独自に身につけた技ですので
このスキル習得に関しては再現性はないと思いますが、次に話をする仕事の取り方についてはだいぶ再現性があると思います。
【1年目の仕事の取り方】
「パーティーピーポーレバレッジ」という言葉をご存知でしょうか?
そうですよね。
ぼくがついさっき思いついた言葉です
すみません
僕が独立してから一番最初にもらったお仕事は
“新設リゾートホテルが完成するまでを追ったドキュメンタリー映像の制作”でした
声をかけてくれたのは、建築デザイン会社の社長さん
そのホテルのデザインをしてた会社のボスですね。
その方とは飲み会の場で知り合い、イベントやパーティなどでもよく会って話をしたりする関係でした。
いわゆるパーティピーポーだったんですね。
ぼくは独立前からちょいちょいそういった場所に行っては、顔を売っていました。
お酒が好きっていうのもあって、コミュ力は酒の力でカバーし、とにかく外に出てました。
その結果、最初のお仕事であるホテルのドキュメンタリー映像の仕事を得ることができたんです。
ただ、ここがポイントなのですが
金持ちの友達は金持ちです
その方に紹介いただく方々は、みんな決裁権をもったオトナたちでした。
まさにパーティーピーポーレバレッジ、、、1人の決裁権のあるオトナから信用を得れれば、2人、3人とチャンスは広がっていきます。
そこから、レストランのPV、違うホテルのPV、防音工事会社のテレビCMと
1年目はどんどん紹介で繋がっていき、結構な量のお仕事をいただくことができました。
今はネットやSNSの時代なので「足でコネクションを稼げ」というのは古臭いと思われそうですが
2017年当時は仕事をゲットする話だけでいうと、リアルで会ってなんか知らんけど面白そうなヤツと周りに認識される事が、お仕事を取る一番効率的な方法だったのかなと思います。
特に、僕が生活をしている沖縄は今でもその潮流はあるかなと思っていて、僕はイベントやパーティに参加する際は常にジャイアントキリングを狙っています。
そもそも、デフォルトがコミュ障なのであまりパーティなどは気乗りしないのですが、ほぼ人脈づくりと思って参加している節はあります。
そのゲットしたお仕事を誠実に完遂することで、また新しい出会いがあったり紹介が繋がっていきます。
当たり前のこと過ぎるとは思いますが、「またあの人と仕事したい」と思ってもらえる関係者が増えれば増えるほど仕事は繋がっていきます。
パーティーピーポーレバレッジでジャイアントキリングして誠実に仕事をする。
これに尽きます。
これが僕が1年目からお仕事をもらえることができた理由と方法です。
【現在の仕事の取り方】
では今現在、この独立してから6年6ヶ月20日が経過した僕はどのような方法で仕事でとっているのか、について書いていきたいと思います。
結論からいうと
懇意にさせていただいているクライアント、代理店、プロダクションから声をかけていただき仕事をもらっている。という感じです。
これまで、TVCMやウェブでのPVをたくさん作ってきました。
そのほとんどに広告代理店やプロダクションが絡んでいて、その担当者さんから半ば定期的にお仕事をもらえているという状況です。
幾分か、信頼してもらえているという証拠かもしれないですね。
「あいつに任せてたら、まぁ〜なんとかなるっしょ」という感じ
■ポートフォリオまじ大事説
ひとつとても大事だなー、やっててよかったなー、ということがあります。
それはしっかりとした「ポートフォリオ」を作った方が良い
ということです。
ポートフォリオとは自分が今まで携わった作品、いわば実績をまとめたものです。紙ペラでもSNSのアカウントでも、実績がまとまっていればポートフォリオの形式はなんでもいいです。
ちなみに僕のオススメは
ホームページをポートフォリオとすることです。
ぼくは過去の実績を求められた際は
クライアントにはいつもホームページをポートフォリオとして見せています。
このホームページには今まで制作してきた作品をカテゴリごとに分けて実績として掲載しています。
それと、映像を作る際の信念やぼくの仕事に対するビジョンをメッセージとして掲載しています
あとは受注から納品までのフローなんかも載っています
実績と一緒に"僕ってこういう人間です"をしっかり見せることができる。
ホームページはポートフォリオにも名刺にもなるので一石二鳥。
企業相手のフリーランスの方ではあれば、ホームページはマストなのかなと思います。
人がお仕事を頼む相手に求めるものは、「信用」だとぼくは思っています。
「こいつに任せて大丈夫なのか?」
「本当に信頼に足る人間なのか?」
という疑念を持たれてしまっては、仕事を受注するチャンスを逃すことになってしまいます。
どんな天才的な作品を作る人間だろうと、これまでの実績を示すツールであるポートフォリオがX (Twitter)やインスタのアカウントだけとか
作品のURLをペライチでまとめだけとかだと、信用を得ることができず仕事を逃す可能性があります。
クライアントの自分の間に代理店さんやプロダクションが入っていて、その方たちのゴリ押しがあれば話は別ですが、、、、
スケールの大きい企業、特に行政関係なんかはこの
「あ、なんかコイツしっかりしてんな」という「信用」がとても大事になってきます。
まぁ、ちゃんとオトナたちを納得させる材料を持っておいた方がいいというだけの話です。
でもこれが意外とやってない人多い。
20代のフォトグラファーやビデオグラファーは基本SNSのDMでお仕事をもらっている、という話もよく聞きますから
時代的にそこまで力を入れる必要もないんだと思いますが
僕はこれまでホームページからの問い合わせで結構な案件を受注しているので、そこはブレずにこれからもホームページポートフォリオを充足させていこうと思っています。
あとは、グーグル先生のクチコミ評価とかもSEOにすごく影響してくるので、案件が完了したクライアントには極力評価していただくようにしています。
そういうこともあって、新規のお客さんをゲットしたい場合はホームページポートフォリオはお勧めです。
■まぁ
兎にも角にも、誠実に前向きに仕事と向き合うこと、一緒に仕事をするチームを大事にすること、仕事を楽しむこと
これを続けてれば、どんなに大きな失敗をしようが周りが助けてくれると思いますし、仕事も繋がっていくと思います。(自分にも言い聞かせてます)
やっぱり、好きなことを仕事に選んだのだから、いくつになっても好奇心をもって楽しんで仕事をしていたいもんです。
【最後に】
ということで、この独立してからの6年6ヶ月20日間について振り返ってきました
今回はお仕事の取り方を中心に書いてきましたが、ほんとはもっと色々なことにフォーカスして書くつもりだったのに。。。
(体力の限界)
また機会があれば、別の視点でこの6年間を振り返れたらと思います。
もし良ければ「これってどうなん?」的なコメントもいただけると嬉しいです。
地方の弱小映像フリーランスがキキララにお答えします。
最後までお読みいただきありがとうございました。
ヨナハラタイチ
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