【人道支援パレスチナ】9月23日とユダヤと雨と
9月23日 イードというユダヤ人の犠牲祭の日。
道の至るところで、ユダヤの人たちがお祈りをしている。
今日までパレスチナでは、半年以上雨のない日々が続いていて、今日という日も例外なく日差しが心地いいなと感じていた。
日が暮れ夜になり、日付が変わろうかという頃、眠りについていた自分は、激しい雨音で起きた。突然の豪雨。
天気は人知を超えたところにあり、誰もコントロールはできないものなのだと思うのだけれど、この日に関しては、昨日の豪雨だけは、なんだか人々の想いが届くということもありえるのではないかと思ったのだ。
ユダヤの人たちは、9月23日、イードという犠牲祭のためにお祈りをする。細かいところはここには記載しないが、その日に雨が降ると良い兆しが、降らなければユダヤの人たちは来年の9月23日に雨が降るように更にさらにお祈りをするのだそうだ。
自分は医療者で、科学に基づいて仕事をしているわけだが、こういった人々の想いと人知を超えたところにある自然の現象に関係性が全く無いとも言えないのではないか、と感じた日だった。
雨を願う人々
それに応えるように振り始めた雨
それを喜ぶ人々
こうやって、人々や誰かの想いが、人知を超えたところへ届き、誰かの心へ届き、
あたたかな連鎖が続いていけばいいなーと思う。
想いは伝わる。
自分の今いるパレスチナでのコロナ集中治療現状で、困難なところもたくさんあるけれど、自分自身が彼らを信じ、想い伝えていくことできっと現状はもっと良くなるばす。
そうなることを信じながら、もう一度ベッドへ潜り眠りにつく。
※個人的にヨルダンの友人から聞いた話に基づいているので正確な情報かどうかはわかりませんので、ご了承ください。
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