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【言語習得への道】マルチリンガルの僕の勉強方法を紹介しよう ~とにかく10回やってみる~

割引あり

みなさん、こんにちは。
人道支援家のTaichiroSatoです。

今回はマルチリンガルになった僕の勉強方法の一つを紹介します。

2024年の時点で僕の語学は英語B2(長い事テストしてない)、フランス語B2(今年12月にテストを受ける予定)、アラビア語A1というスコアですが、一応、英仏で現地で仕事をしています。
そんな僕が日本に居てもオンラインでも「どうやったら言語が喋れるようになりますか?」という質問をよく受けます。
そんなときの僕の返答は大体こんな感じです。

勉強の質を語れるだけの量をこなしているか?
どんな勉強法がいい、どんな勉強スタイルがあっているのかは十人十色。
歌のように何回も聴くことで覚える人もいれば、力技でひたすら書きながら呪文のように唱えて覚える人、ライティングが苦手、リスニングが得意などそれぞれです。

自分が何が得意で、何が苦手か。
自分はどんな勉強方法が心地よくて、
どんな勉強法だと続かないのか。
グループの方が周りに引っ張られてやる気が出る人、自分のペースで気ままに進めたい人。
自分に合った勉強法、自分のライフスタイルにあった時間帯や自分の癖を知っているか(僕の場合は食後は絶対に頭が働かないので空腹の状態で勉強することが多いです)など自分を知ることは勉強を進めていく上でとーーっても大事な要素です。

それを知るには、まず自分の勉強コンディションを語れるだけの量をこなしているのか。
それだけのトライ&エラーをしてきたのか。
量をこなしつつ、自分自身であったものを見つけていくしかないんだというのが僕の持論です。
量があって初めて質の話が出来る。
まずはたくさんやってみよ、といったところでしょうか。

(ちなみに100時間程度勉強したら語学テストを受ける目安だと、とある言語のプロフェッショナルが言っていました。参考にして下さい。)

ただ、じゃあお前ら、あとは頑張れよ!
だとあまりに後輩に優しくない。
ので、皆さんの参考になればと思い、あくまで僕はこうやって勉強してきたよという僕の軌跡を紹介したいと思います。
以前、習得に関する僕のステップを紹介したことがあるのでこちらも併せて読んでもらえたら何かの参考になるかもしれません。
(↓↓マルチリンガルになった言語習得方法↓↓)

僕の勉強方法を紹介しよう①
「小さい1本を徹底的にやる」

僕がフランス語勉強の初期に使っていた勉強書。NHK毎日フランス語。

時期:ビギナー時期(学習時間100時間くらいまでにいる人)

方法:
①とりあえず、分からなくていいから3周読む。
②本書の場合は解説ページやフランス文化や語源など、読んでへぇーと納得する。
③とにかく1冊をやり切った。なんとなく知った気になった。なんかいける気がする。という満足感を感じることが大切。
④その自信のままもう数周すると書いてあることがわかるようになり、だんだん読むのが楽しくなったり使えるようになったりする。

ポイント解説:
とにかく薄くて1周すぐ終わる本(細かくない100ページ程度が理想)をまずは1冊、徹底的に。目安は5から8周。
これを5冊くらいやると不思議なことにビギナーレベルはクリアできている。これホント。


僕の勉強方法を紹介しよう②
「とにかく10周やってみる」
これ僕が中学生だった時に生物の寺田先生が教えてくれた方法で、僕はこれが本当に一番フィットした勉強方法だったので今でも基本的な勉強はどのジャンルであってもこれでやっています。
時期:
インターミディエット~アドバンス 
(勉強時間100時間以上300時間以内にいる人)
※この時期は雰囲気だけでは乗り切れず、やっぱりちゃんと文法など言語のルールを知り単語量を増やす苦しい時期。でもこの時期をきっちり乗り越えることで後に飛躍的なレベルアップになる。モチベーションにも左右されやすいし、結果が見えずドロップアウトする人も多いので、グループで団結して乗り切るのもオススメ。

方法:
①気に入った問題集を1冊購入。問題を解いた日を記入(これ超重要!!)
間違えた問題にチェックを付ける。
②ゆっくりでいいので、まずは1周目を制覇する。

きっと全くわからなくてかなり時間もかかる。つまらないが、ここは我慢。
全問間違いで当たり前。とにかく間違えても気にせず立ち止まらず1周。
③2周目を終わらせる
期間的には2か月くらい開いているといい。また撃沈するが最初より少し早く1冊終わるようになる。まだまだ解いていても意味不明。間違えてもとにかく進む。
④3周目~5周目を終わらせる
なんとなく覚えてる問題も出てくる。答え丸暗記でOK。理由なんかわからないけどとりあえずこの答えはこれ、合ってた!これでOK。1周終わるスピードが徐々にアップ。楽しくはないが、最初のころに比べたらストレスが減って、なんとなく言ってることがわかってくる。
⑤6~8周目終了
ここまでやっても相変わらずわからない問題にチェックが付きまくりイライラする。心配無用。10回やればできるようになる。ここら辺まで来ると分かる問題はスイスイ解けるので、なぜその問題の答えがこうなるのか。解説をしっかり読む余裕も出て、答えを説明できるようになる。結果、応用問題が来ても解けるようになる。
⑥やたら間違える問題だけ集中的に解く
毎回絶対間違える問題だけをピックアップして解く。その際も間違えたら必ずチェックを付ける。穴が開くんじゃないかってくらい間違える問題達がいて腹が立つが、間違えや覚えられないことは気にせず継続する。
⑦間違え集中講座の後、9~10周目を爆速で解く
ここまで来るとすごいスピードで1周が終わる。そして、問題もその答えも何なら解説も細かい単語も覚えている。1冊ほとんど丸暗記しているレベルになっていて、そこまできているとそのレベルの検定試験は受かるし、実用できるレベルの力がついている。だがしかし、できない問題はできない。間違った問題はそれだけを10周後に集中的に解くことを繰り返してみる。

ポイント解説:
人間は間違え、忘れる生き物。できたとか、できないとか考えず、ただただ進める。ひたすら10周を目指すこと。1冊をあなたが10周解き終わった時、たとえあなたが何も考えずに10周解いたとしても、必ずそのレベルに到達している。特に最初の3周がきつい。しかし1度これを経験すれば、2冊目はできるようになる自分がイメージできるのでまずは1回成功体験を積んでみてほしい。6周目以降の後半はどんどん楽になるから最初のうちをどうやって乗り切るか。そこにはタイムマネジメントと工夫が必要。
自分のライフスタイルの中にどうやったらこの語学の時間が取れるのか。
毎日やるのか、2日に一回やるのか。自分なりのペースと時間の作り方を確立すること。
僕の場合は、3設問終わってから1日が始まる設定にしていたので、やらないと1日がスタートしなかったw

僕のフランス語検定2級に使った参考書

あなたは一人で勉強を継続できるか?
僕はここまで語学を発展させてきた中で、一人でどうやったら継続した勉強ができるかひたすら工夫してきた。
・朝の8から11時が僕の生活で一番勉強に集中できること
・食後は勉強効率が一気に悪くなること
・22~24℃の室温が最も集中できること(湿度は60くらいがいい)
・朝は簡単な問題から始めて自分に勢いをつけること
・エッセイやサマリーを書くときは、その日の勉強時間の一番最初にすること。後回しにすると自分はやらなくなる。1日2本以上長文を書くと効率が悪くなる。
このようにいろんな自分の癖を知って工夫してきた。
他にもたくさんの自分の条件を知っていて、今では勉強にはまるを自分で作れるし、一人でも十分勉強をマネジメントできる。
しかし、やはり一人で続けることは簡単ではない。
自分の意志で負けてしまうことがあるなら、グループにしたり、先生の定期レッスンを入れたりして半ば強制的に自分に時間をつくる努力をしている。
現に今、フランス語とアラビア語を継続しているがいろんなことで忙しく語学の時間を確保できなくなりそうになる、、、ことはあるが、語学の時間を取らないという選択肢は僕にはない。
語学はチューターと約束した決められた時間に、必ずやる。
あとの時間は自由に自分がやりたいことをやればいい。

学習に関するマネジメントを自分ですべてできるなら、
あなたは勉強マスターだ。
あとは自分でスケジュールすればいいだけ。

自分でできないなら、それは普通のことだ。
がっかりしなくていい。
継続するためになんでもいいので自分以外の外のリソースを使おう。
続ければ必ずあなたはゴールの近くまでいける。

僕の勉強方法を紹介しよう③ ~番外編~
「昼ご飯は同じYoutubeを見続ける」
僕がフランス語を勉強し始めた時、僕は昼ご飯を食べている間は毎回youtubeを見まくった。晩御飯もひたすらyoutube。
最初は数字の歌。

冗談抜きでこの動画は300回以上は見た。
父母は全くフランス語を喋れないが一時期僕のせいで少しフランス語が喋れるようになったほどだw

次はFrench教育系番組 Extra。
これも毎日、1エピソードづつ見た。
13エピソードで1周するので、14日目にはまた第一話から見ることになる。
3か月もするとすべてのストーリーとどこでどんなリアクションをするか迄覚えたが、それでもひたすら見続け、セリフを暗記する気はなくても覚え、ある特定の文章がくればスムーズに返答出来るほどになった。
これでフランス語が喋れるようになることはないが、アクセントやフランス語独特の抑揚やリズム、リアクションをここから学び、何だかフランス語を身近にかじるようになったのは間違いない。その後の学習の大きな助けになった。


まとめ
結局、勉強のアウトカムは自分が必要なレベルまで出来るようになること。
人と出来栄えを競う必要も比べる必要もない。
ゴールはあなたが必要な分だけでいい。

学習方法は、結果が出れば正直なんでもいい。

まずは学習量を確保し、自分を知ること。
自分の人生に語学学習の時間をしっかりとプログラミングする。
忙しくて時間が、、、なんて声が聞こえてきそうだが、タイムマネジメントも勉強と同じくらい大事なポイント。
自分で管理できないのであれば人の力を借りて継続できる体制を作っていく。

言語習得にはとにかく時間がかかる。どんなに頑張っても劇的に右肩上がりに続くことはない。

僕の場合はできるだけ頑張らず、空気を吸うように学習を続けること。
語学学習を自分の生活の一部にする。
とにかく繰り返す。

特に文法などしっかりした基礎が必要な時期は、
・1冊を徹底してやり込む
・問題集を10周する
・毎日の中に「ながらYoutube(○○しながらの意)」の時間を作る
こんなことを試してみてもいいのかもしれない。

僕はいずれアラビア語でコミュニケーションがとれるようになる。
目標は2026年。アラビア語B2達成。
その時までに、この投稿の読者の中で目標レベルの語学を習得したよ!と報告をしてくれる人が現れることを心待ちにしようと思う。

是非今回の投稿をヒントに自分なりの勉強方法を見つけてくださいね。
すべての語学学習者を全力で応援しています。
がんばれー!

Best,
Tai

※投稿内容は全て個人の見解です。
最後まで記事を読んでいただきありがとうございます!
よろしければフォローも是非お願いします!!
また次回お会いしましょう。

尚、ぼくの投稿は全文公開にしていますが、有料記事設定しています。
応援し応援される関係になれたらこんなに嬉しいことはありません。
今後ともよろしくお願いします。

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いつも記事を読んでいただきありがとうございます!!記事にできる内容に限りはありますが、見えない世界を少しでも身近に感じてもらえるように、自分を通して見える世界をこれからも発信していきます☺これからも応援よろしくお願いします🙌