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『うぉっしゅ』の音楽、全力で仕上げるぞ!社長と!!!

中間報告ラジオ(2024.11.7)

なんかね~、最近noteに何書いていいかわからないんだよなぁ~~


はい、というわけで今週もお送りいたしました、中間報告ラジオ。
あっという間に11月ですね。

先週は用意できなかった育之介の誕生日プレゼント。
今週は持って行きましたよ。
色々迷いましたが、その中身とは……
チタン製の真空二重構造タンブラー。
くぅぅぅぅ~~~~~~~!!!!!!
アツいね!!!!!!!
伝わってる???このアチさ。
超便利なんだよ、これ。
ずっと自分で買おうか迷いながら買ってなかったんだけど、せっかくの機会だから人にあげてみようと思って。
チタンだからめちゃめちゃ軽くて、でも保温・保冷機能がすごいんだ。
しかもかわいい色付き。
"ライムグリーン"だって。
画面越しだと分かりづらかったかと思いますが、中を覗くとすごく綺麗な色をしてるんですよ~。

同じメーカーが作っているボトルクーラーがほしいと配信で口走りましたが、今は家でお酒飲んでないのでいらないですね……忘れてた……

(;^ω^)


11/3㈰。
都内のレコーディングスタジオにて、映画『うぉっしゅ』の音楽を録音して参りました。
いやぁ~、いい経験になりました。
プレイヤーの皆さまのプロフェッショナリズムに助けられましたね。
僕の耳が聴きこぼしてしまった細かなニュアンスなんかも、プレイヤーの皆さまの助けを借りながら調整し、最終的には大変満足のいくテイクが録れました。
早く聴いてもらいたくて、思わずYouTubeにアップロードして拡散してしまいたくなる。早く。早く早く。
2025年GWに新宿ピカデリーにて公開ですよ。
試写以前のバージョンをご覧いただいた方々には、劇場版の音楽の変容ぶりに驚いていただけるかと思います。
もちろん「曲そのものがまるまる変わった」というわけではありません。
が、明らかに雰囲気が違う。
一味も二味も深みが足される。
やっぱり生音の迫力や表現力って、他の手段では到底出せないものなのですね。
改めて音楽の楽しさに触れた日でした。

(左から)牛山玲奈さん (1st Vln)、越川歩さん (2nd Vln)、村田泰子さん (Vla)、薄井信介さん (Vc)
ありがとうございました(^^♪
アルトサックスを吹いていただいた、屋嘉一志さんとは写真を撮り忘れました……。
屋嘉さんもありがとうございました!!!

皆さんからいただいた素敵な音を、映画のさらなる彩りにすべく、ミックスを頑張って参りますのでね。
完成を楽しみにしていただきたいですね。


そういえば。
配信のなかでは詳しく触れませんでしたが。
「ミックス」って何?
という人、意外といらっしゃるかと思います。
え~~~~と、
僕みたいなもんが語っちゃいけない!!!
何故ならミックスなんて全然勉強してきてないから!!!!!
余計なこと言ってミックスの猛者たちに56されたくない!!!!!

けど、それでは話が始まらないので、何となく僕なりに説明してみますと……

「たくさん重なる色んな音を、その音楽の意図通りに調整していく作業。」

ですかねぇ……。

例えば、ギターボーカル、ベース、ドラムの3ピースバンドが曲を作ったとします。
ドラムイントロがあって、全楽器が入って来ると同時にボーカルがメロディーを歌い、ギターソロが挟まって、派手なベースラインの入ったサビで終わる。
みたいな流れの中で、
・最初のドラムの迫力が全然ない
・楽器が全部入ってきてボーカルが聞こえない
・ギターソロの音が遠くで鳴っているようでインパクトがない
・最後のサビが拍子抜けなまま終わる
ということがあってはいけないわけです。
元の曲が悪いということもあるかもしれませんが、ミックスが悪いことによって聴かせどころが潰れてしまうことも往々にしてあります。

上手くミックスをすることによって、
・「ポンッ」というドラムの音を「ダンッッ!!!!」と響かせられる
・各楽器の音量や音色を調整することで、ボーカルが主人公として聴こえるように演出できる
・ギターの音を空間の真ん中、さらには顔の前で鳴っているように配置することでインパクトが出る
・ベースの音量を持ち上げたうえで全体のバランスを整えることで、最後のサビの厚みが増す
ということが可能になる。
大げさな例えもありましたが、音楽を生かすも殺すもミックスにかかってる、みたいなところが多少なりともあるわけです。

深い。
ミックスは本当に深い。
面白い。
なんで面白いかって、

何でもかんでもバランスを整えて
「全楽器が平等に聞こえてるお(^ω^)」とか

ギターソロだから
「ギターを真ん中に据えて爆音!他の楽器は全部端っこに寄せるお~(^ω^)」とか

そういう分かりやすい正解がマジでない!!!!!!
ある程度のセオリーはあるけど、
「こうしなきゃダメ」
というのがないんですよね。

だからミックスは、僕なりの解釈ですが、
「その音楽の意図通りに調整」していくことなんですよね。

どう聴かせたいか、そこの一点を突き詰める、すごい作業なんです。
だからこそミュージシャンと同じくらい「ミキサー」という職業が大切なんです。

ということにね、ようやく最近気付いた。

はぁ………。
こんな偉そうに語っておいて、明日からのミックスで怒られたらどうしよ……。
緊張、するナァ……。


シャ、シャチョサァ~~ン。
ヤクシキの、シャチョサァ~~~ン。

馬鹿にしてるわけじゃないんですよ。
でも、育之介が「社長」と呼ばれているところを想像すると変な感じがするというか……一生慣れないかもしれない。
育之介は社長の器じゃない、とかそういうことでは本当にないんです。
でも「社長」ってやっぱり、それ独自の響きがあるというか……含みがあるというか……

シャ、

シャチョ~~

シャ、シャ、

シャチョゥ!!!!!

あと「専務」もいいですよね。

せんむ、いまお時間よろしいでしょうか。

せんむ、いまお忙しいですか?

せんむ??

ね。

そろそろ怒られるか。
やめとくか。

あ、あと「次長」ね。

いる?いるの?「次長」の肩書を持つ者って。
会ったことなさすぎるんだけど。

まぁそんなことは置いておいてね、
これからも僕と社長との対談をお楽しみいただければと思います。

あ、役式に事務で入ってくださった方へ。
感謝しております。
おかげさまで育之介が元気に過ごせております。


今回のレコーディングに持って行った弦楽四重奏の曲。
プレイヤーの方々にも気に入っていただけたようで、非常に嬉しかったです。

『うぉっしゅ』の音楽を作っている最中の2023年初頭、育之介がどうやってか見つけてきた曲。
僕が大学進学のためにボストンに渡ってすぐの頃に作った、期待と不安の入り混じった音楽でした。
もう8年も前のことで、すっかりこの曲のことは忘れてしまっていた。
しかしそれが結果的に映画の中でもかなり重要な場面で使われることになり、僕の人生でも特別な曲となった。
そして今回のレコーディングでさらに生まれ変わり、まさにその演奏をしてくださった方々からお褒めの言葉をいただけるとは。
この上ない喜びであり、作曲家冥利に尽きる。

なのに。

紛れもなく自分が作った曲なのに、なんだか過去の自分に「もっといい曲作り続けろよ」と言われているようで、ちょっぴり複雑でもある。

平均寿命まで生きるとすれば、あと50年の道のり。
どんな音楽を作ろうかな。

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