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10/9 「ただ『多くの大人』と関わってきた恩恵について。」

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なんでもかんでも、やたらに「質がたいせつだ」と言いたがるひとは多いのだが、そういうひとほど全体的に質が低くて、質を判断できるほどの質がない、という(服を買いにいく服がない、といった種類の)問題がある。

さて、わたしが質を判断できる質があるのかについての判断は、ウォッチャーのひとびとに任せるとして(仮説がどこまでも宙に浮いてしまう)。きょうは「人間関係の、純粋な量の恩恵」ついて語ってみることにする。わたし自身も、これまで多くの人間に関わってきた。

いまでこそ、質的にもかなり多様な人間との関わりを得ているわけだが、それはあくまでここ10年程度のはなしで、それ以前は環境に規定された数限りあるバリエーションの大人たちと関わってきたわけだ。あえて、その時代にフォーカスしたい。ただただ、量を追うことの恩恵を追う。


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